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弱者は誰かを呪いながら死に絶える  作者: 海原 川崎
岬 有紀を中心で発生する出来事
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岬 有紀を中心で発生する出来事

 -どこかのテレビ番組の一シーン-

…未だ大塚由紀夫さん・遠藤徹さんは発見されず、事件が発生してから二ヶ月。この小さな町で起きた事件は未だに進展をみせておりません。

駅前に突如現れた巨大な岩から始まった奇妙な町の事件は今後どのような方向に向かっていくのでしょうか?

 続いてのニュースは……。 


 あれから数ヶ月、町は事件に怯えていた時を忘れていき、段々と日常に戻っていた。私の心は荒れていたが…。

 少女は先程起こった出来事を思い出し吐き気に襲われる。あれからどれ位の時間が経ったのだろう。肩で呼吸をするほど疲れきっている全身は止まることを知らずに何処かへ向かって走っている。

 とにかくここから逃げなければという焦りが少女の脳を支配していた。

 不格好な走り方をしていると、地面から飛び出ていた石に躓き顔から地面にぶつかった。

 「……。」少女はただ黙っていた。痛みを感じてはいるがそれ以上に自分がやったことを現実と受け入れたく無いのだ。

 少女はゆっくりと立ち上がると胃の中から込み上げてくる衝動を抑えきれなくなりその場で液体を口から吐き出す。逆流した胃液独特の痛みが食道と喉に残っているのを感じながら胃液独特の匂い後から鼻の中に伝わる。

数回吐いた後、誰かに見られていないか慌てて周囲を確認するが誰も居ない。気持ち悪さは抜けないが近くに設置されていた自動販売機に近づきポケットから雑に収められていた財布を取り出し中に入っているお金を使用する。

ガコンと音を鳴らして中から出てきた水が入ったペットボトルを取り出すとその場でうがいをして不快感を除こうとする。

気持ち悪い…。もう嫌だ…。そんな事を考えながら少女はただ家から少しでも離れようと歩く。あの場所で何か答えが見つかると希望を抱きながら歩く。 


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