表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コボルト転生 異世界で旅をする  作者: K・イトウ
村でペットになった
9/9

8.勝負

すいません、遅くなりました。

 急がないと、そうだフォレストワームでぶん殴ってやってもいいな、一応持って行こう、もう一体アイテムボックスのを出して、少し太いけど持てないこともない、行こうか!おお!足速い、直ぐにこれなら着くなよ、もう見えてきた、少し様子を見ておこう。


村人達が、バスコとビスコに怯えながら食べ物を渡している、他の盗賊達は、まだ寝ているようだか、リョナは、まだ捕まっている、ヴレインは、金品を村人達の金を悔しそうに集めている。

「本当に金を渡したらリョナを返して帰るんだろうな!」

「約束してやる、だから早く用意しな!」

「出来てるよ、だからリョナを離せ!」

「先に渡せ、そしたら離してやるよ」

「わかったよ、ほら、渡したぞ早く離せ!」

「確かに貰っとくぜ、へへ、だが、手下が起きるまでは、女を返す訳には、いかんな!」

「話が違うぞ、クソ」


なんて野郎だ、パピーも渡すの早すぎ、マミーが心配なのわかるが、もう行くか。

「アオーン!」

俺は遠吠えを挙げながら、でかいミミズを両手で振り回し、バスコのいる方に勢い良く突っ込んでいく。

「「きゃー!!バケモノー!!」」

みんな俺を見て逃げていくんですが、助けに来たんだよ俺!、そっか俺今魔物だった、自分から進化したのに、ど忘れしてた、ごめんよ、なんか。

「なんで魔物がこんな場所に!?クソっこんな時に!!」

ヴレインが驚いているがバスコは

「なんだこの魔物、コボルトか?白いコボルト初めて見たな、金になりそうだぜ、へへっ」

バスコは、笑いながらリヴェルの方に歩いてやってくる。


来たよ、ビビって逃げたら良かったのに、やるしかないか。

「グルルル!」

俺はそのまま走ってバスコに突っ込んでいくが

「甘いぜワンちゃん、オラ」

簡単に躱され、そのまま腹に膝蹴りをくらってしまう。

「キャン!」

「ほぉ、立ってられるか、やるなワンちゃん」

強いなやっぱりけど耐えられる、HP観ておこう。


リヴェル

[HP]163/174

[MP]126/126


うん、大丈夫だ、攻撃も頑張れば躱せる、今度は、俺の番だぜ!

俺は両手でミミズを振り回すが、バスコは、後ろに飛んで躱す。


やっぱりダメか、甘かった、ミミズぶん投げてやろう。

そしてバスコがこちらに突っ込んで来ると同時にミミズを思い切り投げつける。

「うへっ、くそ何しやがるクソが!」

嘘!?顔面にクリーンヒットしたんだけど、ダメ元だったから良かったけど、ブチ切れてるよ、どうしよ

「ワンちゃん風情が調子に乗るなよ!こっからは本気で行くからな」

怒ってんじゃん、怖えー、あとさっきからからワンちゃんって呼び方スゲー気になるんだけど。


そしてバスコが俺に、突っ込んでくる。

これは、やり返すチャンス、見様見真似だが、やってみよう、そして突っ込んできた、バスコを躱し、そのまま腹に膝蹴りお返しする。

「うっふ!」

決まったぜ、人の真似は得意だから、特にやり返すときはな!バスコのHP確認しておこう


[名前]バスコ・ロンド


[HP]352/362

[MP]112/112


あんまりくらってないけど大丈夫だろう、人間だし気絶とかするだろうし、戦闘不能にすればいいんだ。

「やるなワンちゃん、魔物だって見くびってたぜお前みたいなの初めてだよ、気に入ったぜ、いくぞ!」


何ちょっと青春映画の友情っぽいの目覚めてんの!?うお!

そしてバスコは右のフックをリヴェルの顎に向けて殴りかかるがリヴェルは間一髪で躱す。


あぶねー、この体にも大分馴染んできたから何とか躱せたが食らったらやばかっただろうな、凄い音してたよ。

バスコは続けてパンチを繰り出すがぎりぎりで躱す事に成功する。


ステータスのお陰で攻撃を大分躱せるようになってる、これなら勝てるぞ!


だがその考えが即座に覆る。

「兄貴俺も手伝うぜぇ」

「助かるビスコ!このワンちゃん只者じゃないぜ気をつけろ」


マジかよ2対1かよそりゃないぜーってあれマミーは?パピーと一緒に居るじゃん、ビスコ無能すぎだろ!


そんな事を考えてるとビスコが何かをつぶやきだした

「小さく紅き熱き炎よ我に力を貸たまえ ファイアボール !」

ビスコが詠唱を終えるとリヴェルニ向かってソフトボール程の炎の球体が飛んでゆく。


「キャン!」

リヴェルの腹にファイアボールが直撃する。

イテーそして熱い、やばい油断してた、魔法か、気おつけないとやられる、HP確認しておこう


リヴェル

[HP]148/174

[MP]126/126


結構削られたな、魔法は危険だな他の魔法もあるかもしれん、詠唱しだしたら警戒しておこう、どうしたもんか、打開策を考えなければ、俺、魔物だから殺されちまうぞこれ。


**  **  **  **  **


そのころ、ベスはヴレイン避難してるようにに言われ、ロンと一緒に自分の家に避難していた

「ママとリヴェル大丈夫かな…」

ベスが心配そうに呟いた

「ああ、きっとパパが何とかしてくれるだろう、俺は一応逃げる準備はしとくが」

「ちょっと何言ってるかわからないです」

「じょ、冗談だよ、ハハ、あれまた外が騒がしいぞ…」

ロンは汗お流しながら、誤魔化すように言った

「ほんとだ、ひめい?はっ!パパが危険だよ!」

そう言ってベスは家を飛び出してしまう

「ベスちゃん待ちなさい!!」


ロンも急いで追いかけて、家を出てベスを追いかけて急ぐと、そこで目にした光景は魔物と盗賊二人が戦っている光景を複雑な表情で見ている、ヴレインとリョナ達だった。


「ママー!助かったんだね!」

すると、ベスがリョナに泣きついて喜んでいる

「ベス無事よ、心配かけてごめんね、もう離れないから」

暫く二人が抱き合った

「あの大きいワンちゃんが助けてくれたの?」

「あのワンちゃんは偶然村に迷い込んだ魔物だと思うわ、危険だから離れてなさい」

すぐにベスに状況を説明し、この場を離れるように説得しようとするがその時…



**  **  **  **  **



盗賊二人をどうにかしないと、多分こいつら兄弟だよな、ハゲのバスコと近距離で戦えばビスコも魔法が当てづらくなるんじゃないか?試す価値はあるだろう。

俺は、バスコに一気に詰め寄り、顔面を狙って思い切り殴る

「ぐふ!」

よしいいぞ、攻撃も当たるようになってきた、素早さのおかげでだいぶ早い攻撃ができるぞ、魔法も打ちづらいだろうし

だがビスコはお構いなしに魔法の詠唱を始める

「小さく紅き熱き炎よ我に力を貸たまえ ファイアボール !」

ビスコはバスコが射線上に居るにもかかわらず、魔法を放つ、だがバスコの頭の上の方にそれる起動を描いている。

焦ったか、大ハズレだよ、ウオ!!

すると、殴られたバスコがすぐに体制を立て直し、リヴェルを掴みそのまま上にぶん投げた、するとビスコが打った、魔法にリヴェルの顔面に直撃し意識が飛ぶ。


丁度ヴレイン達に駆けつけたベス達の方角に吹き飛んでいった。


今更ながら、ブックマーク、評価していただいた方ありがとうございます、すごく嬉しいです!

これからも、書き方などの勉強しながらですが、頑張って書いていくので、宜しくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ