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コボルト転生 異世界で旅をする  作者: K・イトウ
村でペットになった
4/9

3.小さな女神に拾われる

今日は、パパと初めて薬草を取りにいく日だ。

「パパ早く薬草取りにいこーよー」


「ハハ、そんなに急がなくても薬草は逃げないよ」


「けど早く行きたいよー!」


「楽しみかもしれないけど、ロムの森の浅い場所は、滅多に魔物が出ないけど、なにがあるか分からないから、ちゃんと準備して、行かなきゃいけないよ」


「はーい」


「いいこだ! じゃあさっさと準備を済まそう」


「私は、出来てるよ!」


「ハハ…参ったな、パパも早く用意済まさなきゃだね」


~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~



ハァーこれからは鑑定を肝に銘じよう、アイちゃん曰くここら辺は魔物がいないらしいから大丈夫っぽいけどね、暇だ。頭の中で話しかける感じでアイちゃんと会話、出来たから遊んでみよう。


『アイちゃんしりとりしない?』


『いいですよ』


『ルールは、分かるよね?じゃあいくよ、(しりとり)の、り』


『リガンベンリル』


『待ってちょっと何言ってるかわからんのだけど、なにそのリガン何とかって、ほんとにあんの?』


『リガンベンリルです、これは、神々の古の大戦で使われた、決戦兵器です』


『意味分からんは!!ホントにあんのかそれ!?色々気になる話出たけど…』


『次どうぞ』


『あっはい、…るね、えっと(ルビー)の、い』


『インカルガンド』


『マジでそう言うのホントにあんの!?勝てる気しないんですが!』


~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~


「よし着いたぞ、ここがロムの森だ」


ロムの森はロム村から歩いて15分ぐらいの距離がある場所にある。森の奥には長さが80m程ある大樹があり、村からでも見えるため、目印の役目もあったりもする。大樹が森の魔力を多く吸い取っているため魔物が生まれにくい理由もあったりする。


「ついたー!早く薬草とろー!」


「わかった、わかった、けどパパの約束覚えてるな?」


「うん!森の奥には行かないことと、パパからあまり離れないことでしょ」


「そうだ、偉いぞ、それじゃ行こうか!」



~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~



『バイクの く』


『クレンガリュース』


『もういいです…まいりました、わけがわかりません』


あれ?匂いがするな、生き物かな?魔物じゃないよな【嗅覚】がここで役立つとは、けど動けない…

だけど、なんか、不快じゃないいい匂いだ。

ガサガサッ 丁度目の前で音が鳴った。


音の方を見ると、そこに居たのは、小さな金髪ロングの女の子だ。別にそっちの趣味は無いが、素直に可愛い十才程の女の子だ、将来美人になるだろう。その子がこちらを見ているそして。


「パパー大変!」


「どうした、ベス、大丈夫か!?」


すると、すぐに父親らしき人が駆けつけてきた。


ヤバくない、俺一応コボルトのガキだから、狩られたりしないよな!?


「わんちゃんが怪我してるかもしれない、治してあげよ!」


おぉ、良かった、何ていい子なんだ、助かった、シビレ茸で多少空腹はしのいだけど限界あったからな。


「犬?こんな森のなかにか」


「うん、早く看てあげて」


パパ早く助けてくれー!


「まだ子犬みたいだな、シビレ茸が落ちてるから、食っただけじゃないかな?腹が減ってたんだろう、命に別状は、無いと思うが一応家に連れて帰ろう、ママなら簡単な回復魔法が使えるから」


「よかったー」


「あぁよかったな、今日は、もうそろそろ帰ろうか、薬草も少し採ったし」


「うん、そうする!いい子だねーすぐ治してあげるからね」


あぁ助かったぁ、いい子過ぎる、女神だ、この子なら飼われてもいいぜ、命の恩人だからな。

名前は、何だろさっきパピーが呼んでたよな、そう言う時こそ【鑑定】



ステータス


[種族]ハーフエルフ ♀ ランク(-)lv.1 最大lv70

[名前]ベス    


[HP]30/30

[MP]20/20



ベス って名前か、気になるのがハーフエルフだこの子、初ハーフエルフだスゲェ、良く見たら若干耳尖ってる、そりゃ美人だ。パピーも鑑定しとこ


ステータス


[種族]ヒューマン  ♂ ランク(-)lv.10 最大lv50

[名前]ヴレイン


[HP]70/70

[MP]30/30


パピーは、ヒューマン、人間って事だよね。ヴレインって名前か、かっこよくね、勇者みたいな名前じゃん、髪は短く茶髪で顔も男前だ。


【鑑定】がまだlv1だから、攻撃力とかスキルが見れないね、十分だけど。

とりあえず連れてってもらお。


~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~


村に着いてから5分ほどで家に到着した。それより来る途中に【麻痺耐性.lv1】手に入ったんだよね、軽くなら体動くけど、ベスちゃんに抱いて貰ってるんで、麻痺したフリしてます。


「ただいまー、ママーこの子看てあげて!」


「おかえりなさい、どうしたのこの子?」


おぉスゲェ金髪碧眼美人の人きた、マミーだね、耳が尖ってるからエルフでしょう、イメージ通りだ、綺麗だなぁ。【鑑定】しよ。


ステータス


[種族]エルフ  ♀ ランク(-)lv.15 最大lv80

[名前]リョナ


[HP]70/70

[MP]80/80



「森で変な物食べたみたい!」


「変なもの?」


「ただいま、ああ、シビレ茸を食っただけだと思うが、置いてきても危険だったしな」


「そう言う事だったの、キュア《解毒》は、出来ないけど、ヒール《HP回復》かけとくね【ヒール】」


あぁ何か体が軽く発光したそして身体が軽くなった、これって息切れとかにも効くんじゃね、フルマラソン完走出来るだろ全力疾走で。いいなぁ俺もいつか覚えよう。動けるしもう動こう、騙してるみたいであんまいい気しないんだよね。


「キャン!(ありがとう)」


「あ!元気になった、良かったー」


「丁度、麻痺毒が抜けたんだろう」


厚かましいが飯がほしい、何か無いかな、見回すと机の上に黒パンがある。机のパンをみて可愛くねだってみよう。


「きゃん きゃん (黒パンくれー)」


「お腹空いてるの?あげていいママ?」


「ええ、いいわよ少しずつ、ちぎってあげなさい」


「はーい、わんちゃんおいで!」


よしパン、貰えた助かった。

モシャモシャ 少し固いけど腹減ってるしうまい!


「美味しいワンちゃん?」


「きゃん!」


「アハ かわいいねー」


おぉ撫でられるの超気持ちい、いいわぁ。


「ねぇパパこの子家で飼わない?」


お!イイネー、飼うって表現がちょっと引っかかるが仕方ない、俺犬だし。


「この子にも家族が居るかもしれないからなぁ、うぅーん、まぁ今森に還しても危険だしこの子の家族が見つかるまでならいいぞ」


「ヤッター」


「でもちゃんと面倒みるんだぞ」


「うん!それじゃあ、名前付けてあげよう」


名前か、こっちじゃ前の名前目立つと思うんだよね、助かるよ。


「何がいいかなー、森でシビレてたから シビレン 何てどう?」


何その名前困るんですけど、アイちゃんこんな気持ちだったのかな?心からスイマセン。そんなことより、反対の意志を伝えよう、悲しんでみよう。


「クゥーン(シビレンはやだ!)」


「嫌みたい、いい名前だと思ったんだけど、それじゃあ私の大好きなお話しに出てくる勇者様の名前 リヴェルト を借りて リヴェル でどう?」


かっけぇ!それで!


「キャン!」


「喜んでくれてるみたい、よろしくリヴェル!」


名前を変更します 原口 大和 から リヴェル に変更します


おっ変わってしまった、ステータス見てみよう。


ステータス


[種族]ベビーコボルト ♂ ランク(F)lv.1 最大lv5

[名前]リヴェル (原口 大和) [SP]1000


[HP]20/20

[MP]8/8


[攻撃力]19

[防御力]116

[素早さ]122

[魔力]7

[魔防御力]112


スキル

【神の声.lv-】【鑑定.lv1】【スキル獲得補助.lv1】【lvUP補助.lv1】【進化】【ステータス上昇率UP.lv1】【スキルポイント獲得.lv1】【スキルポイント交換.lv1】【麻痺耐性.lv1】

【噛み付く.lv2】【引っ掻く.lv1】【嗅覚.lv2】【四足移動.lv1】


称号

【転生者】【庇う者】【怠惰】【勤勉】【強欲】


変わってるね、まぁいいや、うん。

『これからは、リヴェルと呼んでくれアイちゃん!』


『かしこまりました』


ほーこれで飢え死にせずに済んだ、マジでベスちゃん天使、命の恩人だよ。

これからペットになったけど。楽しくすごせるといいな。





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