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異能VS青春 決着

「段々呼吸も掴めてきた。それに、君の技は単純な炎系統なんだ。だから、俺の即興で編んだ氷結魔術で簡単に無効化できた。今の君のスマッシュは、単なるイレギュラーバウンドするショットに過ぎない」

「へえ……っ! ラケットを変えた途端、随分動きが良くなったと思ったら。やっぱり異能者ってだけあって、何かの魔法を使っているんですね」

 

 森羅のバックウォールから跳ね返ってきた球をリターンしつつ、淡々と言う宗一郎。だが、その顔には若干の焦りが浮かんでいた。


「さすが水瀬だな! 初心者なのに、完全に主導権を握ってるぜ」「水瀬君、頑張って~!」「負けんな木戸ー!」


 観客の盛り上がりは最高潮に達している。そして声援は徐々に、確実に、森羅を応援する声、賞賛する内容に変わってきている。それは青春者の世界観が、徐々に森羅に塗り潰されている証だった。


「――!!」


 驚愕に息を飲んだのは青春者の方だった。

 青春者が打ったボールは甘めのスピード、角度で異能者の手元に来た。それを異能者はフロントウォールの上方に、ラケットをスライスさせて返した。

 ボールは壁に当たり天井に跳ねかえると、そのまま垂直に落下した。

 宗一郎は全力で駆け、何とかリターンするも位置と体勢が悪く、次の森羅のリターンに間にあわない。

 

 モニターに映るスコアは5対6。ついに森羅が宗一郎を抜いたのだ。

 

 だが、宗一郎は笑っていた。全くの無経験の素人に逆転されたにも関わらず、だ。


「…………」


 静かにボールをバウンドさせ、左手で掴む。

 その所作は森羅に警戒心を抱かせるには十分だった。


――油断するな。この男はまだ何かを隠している。


 すう。森羅はゆっくりと息を吸って、ボールをワンバウンドさせ、サーブを放った。


 瞬間、ぞわりと悪寒が背筋を這うように轟いた。

 室内の空気が、一瞬で収束するように、ただ一点に集中する。それは、青春者・宗一郎の立ち位置だ。宗一郎は確かにもう一度、笑った。

 

 まるで居合のようなラケットの振り抜き。そして鞘走りのような歪な高音が奔ったかと思うと、ボールがフロントウォールに叩き付けられた瞬間、5つに分裂する。それもただの5つではない。それら全てが実体をもち、さらにそれは、先ほどまでの発火する球でもあった。


「な!?」


 それはまるで幻想系統、そして炎系統の複合魔術だ。5つの球はそれぞれ別々の壁に跳ね返り、分散した。狭い室内に、よく跳ねるゴム製ボールだ。まるでそれらは銃弾のように三次元に跳ね舞い、一斉に森羅を襲う。


 不可解なのは、魔術の発動に一切の気配が感じられなかったこと。儀式や陣が敷かれている訳でもない。にもかかわらず、ノータイムでの発動などありえない。

 奴は超能力者なのか。森羅は考えた。魔導書も持たないで呪文詠唱すらなしに魔術を発動させることなどあり得ないからだ。

 だが、仮に相手が超能力者だとしても、超能力者とは単一能力に特化された者を意味する。複数能力を持つ超能力者など、それこそあり得ない。

 

 異能者としての常識をも凌駕する敵の技に、反応が遅れた森羅は体勢を崩す。

 ぎりぎりのところで体を捻り一つ目の球を返しはしたものの、残り4つをその身で受けることとなる。

 

 衝撃で、最初にかけていた防壁魔術は完全に砕かれ、衝撃が体を貫いた。


「……ッぐ!」


 膝を折り、ラケットで辛うじて体を支えるも、激痛が全身を襲う。グローブで咄嗟に隠したものの、肋骨がやられたのか、大量の血が口から零れた。


――まさか、ここまでの能力者が今まで全く頭角を現さずにいたとはな。


 森羅は考えが甘かったことを思い知りながら、震える膝を気力だけで支え何とか立ち上がる。


「僕のミラージュ・ショットを受けて、まだ立ち上がるんですか。……大した人ですね」


 一つに収束したボールをキャッチし、呆れたように首をすくめる。


◇◇◇


「……何よ、今の」


 コート外から今まで黙って観戦していた日常者・相坂メイは、思わず口を開いた。それほどまでに今まさに目の前で起こった事はでたらめ過ぎた。


「あれがうちのエース、木戸宗一郎の切り札の一つだ」


 ラケットボール部部長が静かに言った。


「あの……先ほどの一瞬、ボールが増えたように見えたのですが……」


 流石の咲乃も驚いている。当たり前だ。普通ボールが増えることなどあり得ないのだから。


「あれは木戸の度外れた力と癖のある手首の返しで、ボールに特殊なスピンをかける技だ。手首に負担がかかるから、滅多に使わないがな」

「す、すごいですね」


 感嘆の溜息を零すハル。


――いや、何納得してるのよ!? あんなあり得ない魔球おかしいでしょ。いつものツッコみの切れ味はどこ行ったの!?


 混乱するメイ。


 周囲に注意を払うと、声援は今やほとんどが青春者を応援している。そう。今や、青春者が異能者の世界を喰らい返しているのだ。


「ねえ、メイっちはどっちを応援する? どっちもイケメンだけど、私はやっぱり水瀬君かな」


 リコが話しかけてきた。

 コート上では、水瀬森羅が、ラケットを支えにして必死に立ち上がろうとしていた。


「……うん。私もやっぱり同じ学校の人を応援する、かな」


 そうだ。水瀬森羅には、こんなところで終わって欲しくない。

 メイは目を閉じ、自分の主人公補正の特性を確かめる。その両手は、ぎゅっとスカートの裾を握り締めていた。


◇◇◇


 繰り返される一方的な攻撃。水瀬森羅は分身する魔球に対して攻略の糸口が見つからず、スコアはどんどんと離されていき、遂には12対6にまで点差が開いてしまった。


 何度もリターンを試みるが、床を、左右を、後ろを、天井の壁から立体的に跳ね回るボールを全て返すのは至難の業だ。返せて3つが限界。だが、一つでも取りこぼすと、それが実体となり、たちまち相手のポイントになる。


――こんな事があるのか。相手に襲い掛かるファイアーボールなどルール上問題ではないのか。審判は何故反則を取らない。そして弾道予測の術式をも凌駕する速度など聞いたことがない。


 異能者は忌々しげに呻いた。今やコートの内も外も、世界の全てが青春者の味方をしている。

 

 二人は意識してはいなかったが、コート上は完全に青春者の物語世界。そして青春者の世界では自動的に『横やりのない世界(ルール・イズ・デッド)』が発動することを。

 

 つまり、例え青春者が対戦相手を観客席まで弾き飛ばそうが、コートを破壊しようが、給水塔を倒壊させようが、決して審判や観客などの第三者が試合を止めることはない、青春者が支配する世界。コート上は青春者の領域テリトリーなのだ。

 

 強化ガラスを隔てたコート外の盛り上がりは今や最高潮。森羅は自分の通う学校にも関わらず、ここが敵地であるように感じた。


「魔術や超能力が、当たり前のものとして認識される、か。実に嫌な世界だな」


 グローブを外し、森羅は再び魔導書を取り出しながら、吐き捨てるように言う。


「俺は自惚れていたんだろうな。魔術を学んで今日まで、お前のような奴はいなかった」


 空中に投影したキーボードに高速で打ち込んでいるそれは、まさに氷結系統の迎撃魔術。


お前の世界(コート上)では魔術もありなんだろう。つまりこれは領域を喰い合う戦いだ。ならば、この世界を内側から喰らうとしよう」

 

 ここへきて、高揚から森羅は心底笑った。その笑みは、圧倒的威圧感を与えるそれだった。

 

 最後の入力が終わり、タンっと小気味よくキーをタッチすると、コート内の空気は、爆発的に森羅へと収束する。そして森羅の体からぼんやり蒼く見えるほどの凍気が発生した。


「何をする気ですか?」

「ラケットで打ち返すのが無理だというなら、代わりのモノで迎撃すれば良い」


◇◇◇

 

 森羅の声はどこかこの窮地を楽しんでいるように聞こえたが、あくまでも本人は集中し、表情からは一切の感情が読み取れない。


 宗一郎はその気配を不気味に感じつつ、ただ全力でサーブを放った。

 だが、予想に反して森羅は何をすることも無く、ただリターンを打つのみ。


――何もしない? 先ほどの行動はハッタリですか。少々残念ですが、これで終わりです。

 

 宗一郎は完璧なタイミングで、手元にきたボールを捕え、幻燈球ミラージュショット分散ディスパースを繰り出した。

 

 そのとき、にやり、と確かに森羅は笑った。


 それが引き鉄(トリガー)となって、青春者の『主人公補正』が発動した。

 

 壁に当たって5つに分散した球。それらは天井、右、左、後壁に向かい、そしてボールの一つが真っすぐに森羅へと向かうも、接近を感知した森羅の結界、即ち森羅の発する冷気が室内の水蒸気を瞬間的に氷結させ、刃に姿を変じていく。

 生まれたばかりの氷刃は、意志を持つかのように幻影のボールを斬り払い、突き刺し、次々と叩き落としていった。


「な!?」


 この僅か数瞬の間に、宗一郎はそれらを完全に見届けた。森羅は未だ微動だにしていない。氷が意志を持ってボールを撃ち落したのだ。


「これが魔法、ですか」


 ぽつりと零した宗一郎の一言で、限りなく無限に近く引き伸ばされた一秒が溶け、元の時間の流れを取り戻す。


 これこそが、青春者・木戸宗一郎の主人公補正『時の支配者アブソリュート・インタープリター』。

 

 試合中にも関わらず、一瞬の間の時間を止めて、いくらでもモノローグや回想、その気になれば対戦相手とのテレパシーすら挟むことができる、青春者にのみ許された固有技である。


「幻想の相手は幻想だ」


 森羅の言葉で、停滞していた時が、再び加速していく。


◇◇◇

 

 氷の刃は、実体のボールにだけは干渉していなかった。一つだけ残ったボール。実像を伴ったそれに森羅はラケットを合わせる。いくら他のボールを魔術で消し去ろうとも、本物のボールだけは魔術ではなく自分の手で返さなければ意味はない。


――重い!


 打球は想像を遥かに超える重さでガットに接地する。それは片手ではとても返せないほどのインパクトだった。


 森羅は奥歯をぎり、と噛みしめて、ようやく前方へと球を押し返した。

それは何のてらいもない打球だったが、前壁の下方を叩き、床へと吸い込まれた。


 宗一郎は予想外の反撃に反応することが出来ず、2度のバウンドを許してしまう。

 

 確かに青春者の技はよく出来ていたが、彼は技を過信し、何度も出し過ぎたのだ。数度観察したことで、幻影のボールがごく僅かに能力特有の物質構成式を有していることに気付いた森羅は、その式に自動反応して真っ向から叩き落とすような魔術を即興で術式編成プログラミングしたのだ。

 

 森羅のリターンが決まったことで、サーブ権が森羅に移る。

 

 そう。例え森羅が使った術が、異能者の世界では魔術として考えられたとしても、青春者の世界にとってはあくまでも技術テクニックの範疇。決して反則ではない。


 これは青春者の世界でのルールを逆手に取った、森羅の反撃の狼煙。


「覚悟しろ、青春者。ここから先、1ポイントも取れないと思え」

「おもしろいですね。臨むところです」


 奇妙な戦いに巻き込まれたと思っていたが、森羅はこの出会いに感謝していた。

 カノンと、そして魔術に向き合ってから今まで、自分とここまで互角の戦いを演じることのできる相手は終ぞいなかった。それが、魔術師でも超能力者でもない者が好敵手になり得るとは。

 

 その思いを青春者も共有したのだろう。言葉は発せずとも彼の笑みがそれを雄弁に語っている。彼もまた、初めての好敵手にたぎりを覚えているのだ。自分のスマッシュをリターンしたこと、そして切り札のミラージュ・ショットすら返して見せた異能者の技量。

 

 今、二人は互いに顔を見合わせていた。その睨み合いは憎しみからくるものでは決してない。


「いくぞ、青――いや、木戸宗一郎!」


 異能者・水瀬森羅は床にボールをバウンドさせて――だが、そのボールがフロントウォールを叩くことはなかった。


「盛り上がってるとこ悪いな、候補者共!」

 

 コート内のスピーカーが突然うなりをあげて、合成された不自然な音声を流した。観客たちに徐々に混乱が広がり、いつしかどよめきが起こっていた。

 

 試合どころではない。今の言葉から判断するに、これは間違いなく新たな候補者の乱入だ。

 

 青春者と異能者は戦いを中断し、予期せぬ姿なき敵の登場に、緊張した面持ちでスピーカーの方を向いた。


「テメエらがいつまでもダルい試合を続けるモンだからよお、つい我慢できなくなってな」

 

 声の主はやや興奮したようにまくし立てる。


「えっと……僕達の試合、どこかで見ているんですか?」


 宗一郎はギャラリーに視線を向けたが、不審な人物はいなかった。


「そうか。カメラを通して、か」


 森羅がはっと気づき、天井に備え付けのカメラに視線を向ける。

 学内のカメラの映像は、職員棟の監視室でしか確認できなかったはずだ。


――ならば、声の主は学園の職員か?

 

 声の主は、どこか芝居がかった口調で、恐らくこう言った荒事には慣れていないだろうことが伺えた。


「まるで台本を口にしているような棒読みだな。どうせ下手な芝居を続けるのなら、せめて舞台に上がってはどうだ、乱入者?」

「う、うるさい! だまれ!」


 森羅の安い挑発に、声の主は明らかにうろたえている。

 

 となると、候補者のうちできな臭い響きを感じなかった『日常者』、『恋愛者』または『電脳者』だろうか。

 

 森羅が思案していると、コート内のスコア表示のモニターに突然ノイズが走り、画面に数字の10が大写しになった。


「さあさあ、これから始まるのは俺が手掛けた最高にブッ飛んだイベントだ!」


 数字が1ずつ減っていくごとに、機械音の声色に愉しみの色調が増していく。


――バチンッ!


 モニターが0を告げたと同時、不吉な音を立て、何も表示しなくなった。電源が落ちたのだ。


「え、何これ?!」「う、そだろ!」


 コート外の観客に、徐々に不穏なざわめきが広がる。彼らは一様に携帯を取り出して、画面を食い入るように見ている。


「……? ――な!?」


 驚愕に声を漏らしたのは異能者・森羅だった。

 乱入者の正体を暴くために、魔術を発動させようと魔導書(SSD)を開こうとして――できない。画面にブロックノイズのような黒い染みが広がり、森羅の操作を一切受け付けない。


「貴様、何をした?!」


 森羅はスピーカーを睨み付け、その向こう側に居るであろう敵に向かって吼える。スピーカーはしばらく沈黙を返したかと思うと、忍び笑いが聞こえ、やがてそれは凶気じみた声で森羅に語った。


「駄目だよ、異能者クン。そんな大切なモノ、学内ネットに繋げてちゃ。既に学園のネット上は、俺のばらまいたウイルスで汚染し尽くしてんだよ!」


 声の主が放ったコンピュータウイルスは、学園のネットワークに繋がっていた森羅の魔導書へも侵入し、基幹データを破壊した。

 そう続けたが、それは現実的ではない。


「デタラメを。魔導書(SSD)には電磁的な介入も考慮した何十重もの結界が施されている。それを全て搔い潜るウイルスを貴様個人で作成した? そんな話がある訳がない」

 

 寄る辺を失った異能者は、取り乱しながらスピーカーに吼えた。


「ははは。いいぜ。クールぶったクソ野郎がパニクってんのは気分が良いな」

 

 声の主は心底おかしいとばかりにひび割れた高笑いを零し、それから今一事態が飲み込めていない様子の青春者に語り掛ける。


「スポーツ野郎。これでもう異能者は魔法を使えない! あとはお前が点を入れればそれで異能者は脱落だ!」


 それは当然の提案だった。今までの話から、電脳者はこの主役狩りに完全に賛同している。つまり、他の候補者を潰す腹積もりで今までの二人の試合を観戦していたのだから。だが、


「お断りします」

「な!?」


 予想外の答えに乱入者、そして異能者までも驚きを隠せなかった。

 森羅からみても今の自分は完全に翼をもがれた鳥。止めを刺すにはまたとない機会のはずだ。


「何故だ?! 折角俺が手を貸してやって異能者を潰してやったのに!」 

「僕は主役狩りのためにここに来たのではなく、ラケットボールの選手として来ました。そして彼は魔法使いではなく、僕の対戦相手です。だからもし、あなたの横やりで彼が全力を出せなくなったと言うのなら、決着をつけるのは彼が万全の力を取り戻すまで待ちます」

 

 何のためらいもなく、あっさりと断言する宗一郎だった。それに対して、スピーカーは沈黙を返すのみ。だが、その向こうにいる人物が怒りに震えていることは容易に想像できる。


「……ですのであなたは早くその、えすえす……ナントカを直してください」


 そういって、青春者・宗一郎はにこりと微笑した。


 その表情はどこか生意気な少年を思わせるものだったが、それ以上の言葉はいらなかった。


〝その時には、必ずもう一度戦おう〟


 異能者・森羅も同じ笑みで以て、返答した。

 それだけを確認すると、宗一郎はあっさりとコートを出て行った。


「……使えない。これだから、体育会系は!」

「そんなに言うなら、貴様が直接出てきたらどうだ?」


 あえて挑発を選ぶ森羅。今までの少ない遣り取りから、乱入者が直情的でかつ精神的に未成熟な人物だとあたりをつけていた。

 だが、返ってきたのは、意外にも冷静な声だった。


「おいおい。どうせここへは、他の候補者達も来てる筈だろ。なら、俺がノコノコ出て行く理由はない。候補者共! 今なら異能者は無抵抗で打倒できるぞ! 誰か出て来い!」

 

 乱入者が叫んだ。しかし、観客は皆壊れたデバイスを手にパニックを起こすのみで、コート内に侵入する気配を見せた者は一人もいなかった。


「残念だったな。お前に協力する者は、どうやらいないらしい」

「……まあいいさ。俺がこうしてことを起こしたのは、他にも理由があるからな」


 負け惜しみ染みた言葉だ、と森羅は初め思った。しかし再び点灯したモニターの画面に表示された内容を見て、森羅は、そしてその場にいた他の候補者達も驚くことになる。


『2―C 三条愛莉は探偵者である』


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