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次の日

気がつくと朝だった。

どうやら今日は爆発が起きるかもしれないからってことで学校は臨時休校だとのこと。

まぁ、もう起きないはずだけどね。

学校にいくの面倒臭かったからちょうど良かったからいいや。


ニュースによると昨日の爆発は地下の熱がどうのこうのって事らしい。

そんな所に学校を建てたってことで学校が凄い非難されてた。

…なんか俺のせいですみません。


なにはともあれせっかくの休みだ。

精一杯休もうではないか!

と思っていたのに、


「心!休みの日にだらだらするとか何考えてんだ!早く起きろ!」


兄貴が邪魔して来やがった。

休みの日に休まないとか訳が分からない。

しかも!が多いしゃべり方が頭に響く。


兄貴とは本当に同じ親から産まれたのかというぐらい性格が違う。

兄貴はまさに体育会系というキャラで、クラスの中心人物らしい。

そのせいでクラス委員やら生徒会長やらと面倒臭そうなものを引き受けている。

その他にもサッカー部に入っていて、自主練だとかいって夜も遅い。

だから家でもなかなか見ない。

別に俺がほとんど一日中引き込もっているからではない。そう思いたい。


そんな兄貴がなんで家に居るんだろう・・・?


「昨日の爆発で学校が休みなんだろうが!危険だからって学校に入るのも禁止されてるだろ!お前も知ってるだろ!」


あっそういえば兄貴もおんなじところなんだっけ?全然会わないから忘れてた。


俺(と兄貴)の学校は小学校から大学までエスカレーター式で、高校と大学は隣合わせだ。だから先生の中にも兄貴のことを知ってる人がいて、よく比べられるのが嫌だ。

皮肉なことに頭の良さまで持っているのだ。

天は人の上に人を作るようだ。


あ~大学にまで影響あったんだ。

なんか悪いことしたな。


「そんな事はいいから早く起きてご飯食べて体動かせ!」


俺が兄貴が苦手な理由がこれだ。

兄貴が家に居ると俺を運動させたがる。

俺の弟なんだからこれぐらいできるだろ!とかいって兄貴の練習につきあわされる。

ちなみに、サッカー部でも兄貴の練習につきあえる奴は数人だ。

そんなのに俺がつきあえるか!


とりあえずご飯を食べに下へ降りる。

はぁ、このあと兄貴に付き合わされるのか。面倒臭いな。


どうにかして避けられないかな・・・

あっ、パソコンに打ってみたらどうだろうか。

いけるかも知れない。

よし、やってみよう。

割と日常系になりました。

そして兄初登場です。

なんか暑苦しいですね。


心が能力を意識的に使おうと思い始めました。どうなることやら。

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