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どこか遠い山の中で  作者: 尚文産商堂


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第4話

「……さて」

そのあと柿3つ、ブドウ2房を完食して、ゆっくりとしているところで俺のところにたくさんの本や紙が持ってこられた。

先ほどまで並んでいたおやつのようなものは机の片隅、それでも俺の手が届きやすいところに置かれ直し、代わりに山積みとなっていく本が目の前に整えられていく。

「至聖なる神よ、これらが今のこの地域の詳細な地図、国家の地図、それと流行り病の説明となります」

礼を言う前に、持ってきてくれた人たちは俺に頭を深々と下げて最敬礼をしてから、すぐにどこかへと行ってしまう。

仕方がないので、そのまま資料に目を通していく。

ここは渓谷になっていて、かなり山深い場所らしい。

都市からは優に数百キロは離れているし、人家もこの周辺にはほぼない。

せいぜい木こり小屋や狩猟小屋のようなものが点在しているだけだ。

国レベルで見ると、一方で思ったよりは中心という気もしてくる。

帝都と書かれた場所がこの国の首都で、そこからは2000キロくらい。

国境として指定されているところからはここからさらに5000キロは確実に離れているようだ。

2000キロと言えば大阪城から台湾の南の端くらい、5000キロともなればアラスカの直前まではいける。

それぐらいの距離がある。

山々に囲まれた秘境で辺境の地、というところで作られた聖堂といったところだろうか。

修道院のようなものだと思ったら、どうにかイメージができた。

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