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エピローグ
気付いた時には、あの世界ではなく、元の世界へと戻っていた。
いつもの部屋、いつもの場所、それにいつもの風景。
遠くからは小学生だろうか、元気な声が窓越しに聞こえてくる。
あれが夢だったのか、それはわからない。
ベッドに寝そべりながら天井を見て、腕をグゥッと天井へと伸ばして、手を握ったり伸ばしたりしてみる。
すくなくとも、ここが現実で、今までいたということははっきりとわかる。
1週間か2週間かかかっていたかと思っていたが、結局ただ寝て起きただけしかなさそうだ。
たとえあれが現実だったとしても、いい夢を見れたものだと思って満足することにした。




