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どこか遠い山の中で  作者: 尚文産商堂


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10/10

エピローグ

気付いた時には、あの世界ではなく、元の世界へと戻っていた。

いつもの部屋、いつもの場所、それにいつもの風景。

遠くからは小学生だろうか、元気な声が窓越しに聞こえてくる。

あれが夢だったのか、それはわからない。

ベッドに寝そべりながら天井を見て、腕をグゥッと天井へと伸ばして、手を握ったり伸ばしたりしてみる。

すくなくとも、ここが現実で、今までいたということははっきりとわかる。

1週間か2週間かかかっていたかと思っていたが、結局ただ寝て起きただけしかなさそうだ。

たとえあれが現実だったとしても、いい夢を見れたものだと思って満足することにした。

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