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『花骸の檻』(仮面の檻 続編)

仮面の檻 続編

なぜ、冴子の“声”が、未だに生きているように響いたのか。

橘はもう一度、手帳の中のメモを見返す。《あおば静養院》。

だがそこには、すでに誰もいなかった。
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