第一章13話 ???? 安楽
最近投稿が出来ずにすみません、ここ最近食中毒で寝込んでいました...皆様もナマモノはお気を付け下さい...
《一定の経験値を確認した為、レベルアップ致します。level6→level13》
《一定の種族経験値を確認した為、種族レベルが上がります。種族:ナニカLv2→Lv5》
《一定の条件を満たした為、称号を獲得致しました。称号:ジェノサイド》
《称号:転生者の効果によりSPが多く付与されます》
《称号:ジャイアントキリングの効果によりSTPが多く付与されます》
《一定の経験値を確認した為、『キングガリル』がレベルアップ致します。level42→level47》
《一定の種族経験値を確認した為、『キングガリル』の種族レベルが上がります。種族:キングガリルLv7→Lv9》
《称号:ジャイアントキリングの効果により『キングガリル』にSTPが多く付与されます》
「何とか勝てたね...」
ステータス画面のHPバーを見ながら呟く
level:47
名前:???? 種族:キングガリルLv9
H P :80/2000
M P :0/80
-ほんとに危なかった、姫の猛攻撃と残党の魔法が幾つかあたったせいでHPがミリだよ...
此度の戦いは半ば賭けであった、『衝撃波』は確かに強力なスキルであり応用で今回のように魔法も防ぐ事もできる。
但しそれはMPが続く限りである。
キングガリルのMPはたったの80。
肉弾戦に持ち込むのではなく、部下で周囲を取り囲み延々と安全圏から魔法をうち続けていればキングガリルのMPが切れて早々に負けていただろう。
だが、圧倒的強者の風格、派手な演出に加え自慢の魔法を開始早々破られたあげく一方的に殴られ続けた事により姫は冷静な判断を見失い、結果敗北したのである。
つまり姫は戦闘においても心理戦においても負けたのであった。
「それにしても、予想以上に強かったなぁ...」
-肉弾戦なら負けないと思ったけど、あのスピードと鎧反則でしょ。未知数な魔法が唯一の懸念点だったけど、やっぱ強いかった...
「さてと、色々確認したい事はあるけど急いでサクラの元にいかなきゃ。その前に...」
姫とガリルメイジの死体に近付き、胸に爪を突き立て魔石を回収する。ついでにガリルナイト、ガリルファイター、ガリルの魔石も回収する。
-これは後で検証が必要だからね。
コンコンッ
ノックをしたが返事がないのでキングガリルの部屋に入る。
辺りを見渡しても誰もいない。
-今更ながら思うけど、テーブルにソファーにタンスとか粗末だけど人間のモノを真似ているのかな?
疑問に思いつつもタンスをゆっくり開くと案の定サクラがスヤスヤ眠っていた。
起こさないようにそっと抱き上げおんぶをする。
「ん...お父さん...」
夢をみているようだ。
-お父さんか、ここに1人ってことは迷子なのかあるいは...やめよう。幾ら考えても仕方ないのだから。
-姫は何人かは遊んで壊れたと言っていた、それが肉親かは分からない。何故ここにいるのか、彼女は何者なのか、聴きたい事は山ほどあるけど今はこのあどけない寝顔をみれただけで十分じゃないか。
そっと頭を撫でるとサクラは幸せそうに微笑んだ。
その笑顔を守ろうと再度誓い、ゆっくりと歩みを進めガリルの住処を後にしたのであった。
1人目の主人公の第一章はこれで終わりです。
次回からは2人目の主人公 結 の視点になりますのでお楽しみ下さい。




