第一章1話 ???? 目覚め
※この作品は3人の主人公がいます。
人物紹介として最初の1話だけそれぞれ載せます。
その後1人目の主人公視点となりますのでご承知おきください。
「、、、、!、、、、、、、?!」
-痛い、とにかく頭が痛い
身体も自分の身体じゃないみたいだ。
それに、どこここ?
真っ暗だしほのかに明るいけど洞窟って事だけはわかる。
辺りを見渡すと点々と光るものが洞窟内を照らしだしている。
-拉致された?
いやでも拘束もなにもされてないし自由に動ける、手だって自由に、、、手?
自分の置かれている状況を確認する為、自分の身体に視線を向けた。
-は?僕の手は?...
待って、それ以前に手も、足も、身体もなんにもない、唯々黒
それ以外の何でもない。
元々手があった場所には何も無く全身を黒いモヤが覆っていた。
-何だよこれ意味分かんない
だって僕は今さっきまで、、、あれ、僕何してたんだっけ?
何一つ思い出す事ができない。
自分の名前も、記憶も、なにもかも。
-はは、何これ。
記憶喪失?身体もない?見慣れる土地?
クソゲーだよこんなの...
今自分が置かれている状況を認識し、その異常さに気がつく。
-僕が何したって言うのさ...助けを呼ぶ?誰に?ここはどこ?...あー考えるのもめんどくさくなってきたなー
あまりにも非現実的な光景に思考を放棄する。
「...やーめた!いくら考えても思い出せないならここが何処なのか、それだけでも確かめよう!」
歩き出そうとして上体を逸らす、
するとモヤがかかった下の部分に突如人の足が飛び出してきた。
-わ!何これ!身体は黒いのにここだけ妙にリアルな脚が生えてきた!
突然生えた脚に驚きつつもじっくりと観察を行う。
-なんだかファンタジーみたいだな、驚いてばっかりだ...
《確認しました。精神耐性Lv2に上昇致しました》
突如頭に直接機械音らしきものが響いてきた
-...あーなるほどね、僕異世界転生してるんじゃない?!
先程の脳裏に響く機械音により確信が得られた。
-精神耐性?この短時間で凄いストレス溜まったんだろうね、そりゃそうだよね普通なら発狂してもおかしくないもん。僕ってば冷静〜って思ってたらこんな便利なモノがあるなんて
まるで他人事のように整理していく。
-って事はだよ。もしかしたらもしかするんじゃないの?
まさかね、でも物は試しって言うし
疑いつつも漫画やアニメでよく聞くお馴染みのフレーズをゆっくり唱えてみる。
『ステータスオープン』
level:1
名前:???? 種族:ナニカLv1
加護:???の加護、???の加護
称号:転生者
H P :10/10
M P :100/100
攻撃能力:1
防御能力:1
魔法能力:1
抵抗能力:1
技巧能力:1
速度能力:150
技能:ユニークスキル『天邪鬼』
ユニークスキル『嘘偽り』
ユニークスキル『模倣』
耐性:精神耐性Lv2
「 」・・・台詞
- ・・・心情 一人称視点
何も無し・・・状況説明 三人称視点
となっています。