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Aquavit  作者: 郵貯
9/25

ノベル8

おさらい

雫「…第Ⅷ話のおさらいをなぜ私にやらせる。」

いきなり文句かよ。

まぁ人手不足だったから~?

なに、もしかして今回の話のアレを気にしてるの?

雫「うっさいっ!!」

確かに君があんなことを~…

雫「前回の終わりは飛沫と一緒に電車に乗って終わりました!はい、さよならっ

!」

飛沫君も前回勝手に帰ったから~…。

雫「ちょっ…扉が開かない…!」

鍵をしてみました。

雫「おいっ、開けろ!開けて!」

まさかぁ?キミぃがぁ?

雫「本編どうぞ本編どうぞ本編どうぞっ!!」

…飛沫に言うしかないな。

雫「いやぁぁぁぁぁっ!!」


なんのことか分からない場合は本編をどうぞ~。


~第Ⅷ話 Golden shoping 後編~

只今太陽は西に降り始めている。

そんなこと言っても今は一般人の言うおやつの時間だが。

「飛沫…ここは何処だ?」

さっきの錆びれた駅とは違い、人が大勢いる。

「ここは…かし〇の高島〇さ!!」

知ってる人は知ってるだろう。

映画館もあれば電気屋も食料品も揃っている。

ここの雑貨店なんか何時間でもいれるよ、俺。

(ちなみに作者も大好き。)

「…!」

辺りを見回す。

「どうした、飛沫。」

「いや…なんか声が聞こえたんだが…。」

気のせい…か。

「それはそうと、人が沢山いるけど…迷子になるなよな?」

この人混みの中、世間知らずのお嬢様だ。

好奇心で勝手に何処かに行くだろう。

うーん…どう対処しようか。


急に手に違和感が走る。

俺は驚いてしまい、身体が揺れてしまった。

俺の手にお嬢様の手が重なっている。

「じゃあ、コレで迷子にならないな。」

「あ、あぁ…そうだな…。」

…顔が見れない。

見たら赤く染まる俺の顔を見られるから。

お嬢様と視線が合うことを恐れているから。

「…映画でも見るか?」

分かっている。

これが買い物では無いくらい。

…デートだと言うくらい。

あぁ…俺は馬鹿だ。

お嬢様の機嫌とりとはいえ、ここまで身を犠牲にせねばならないのか。

きっと断られるな…プライドが高いから。

「おぉ、見たいぞ。」

…あれっ?機嫌良い?

良かった…よくやった、俺。

ノルマ達成だな。

というかプライド高いのに何で手を…?

まさか俺のことが…無いな、絶対に。

映画館に俺達は足を向けた。


「…宇都宮家のお嬢様、か。」

鋭い目が雫に向く。

「これはまた凄い奴が来たなぁ…。」

そして男は小さく呟いた。

「…殺すか。」


「お嬢様は何の映画が見たいんですか?」

腹をくくれ、俺。

今日の俺は完璧に女子へ接するんだ。

「えっ?」

ほらみろ。お嬢様も驚いてるぞ。

「あっ…じゃぁ、コレ…。」

指を差したもの。

「大罪を犯した少女」

嫌だ。お嬢様、本当にパソコンからどんな情報を得てるんだ。

しかし今日の俺は…。

「面白そう。趣味が合うな。」

と言う。ふっ…哀れな俺。


映画館の席につく。

周りが暗くなった。

「(駄目だ…眠っ……。)」

そのまま俺は眠りについてしまった。


「…飛沫?」

ふと、横を私は見た。

飛沫が寝てるし。

でも…分かっている、飛沫は私に合わせてくれてることを。

本当は何の映画でも良かった。

隣に居てくれるだけで良かった。

「…ありがとう、飛沫。」

寝ている彼の頬に、唇をつけた。

飛沫が全く起きる様子がないのを見て、安堵の息。


…明かりがつく。

約二時間半にも及ぶ大作らしい映画が今終わったらしい。

まぁ映画の内容は想像に任せます。

俺は寝てました。

「面白かったな、飛沫。」

何故か頬が微妙に朱に染まっているお嬢様が言った。

「あ…あぁ、そうだな。」

ごめん、寝てたんだ。


その後俺達は外に出た。

空は曇り空だった。

太陽は俺達を見下せない。

そして俺達は太陽を見上げられない。

そんな天気だ。

「…雨が降る。」

お嬢様が驚いた顔で言う。

「何で…分かるんだ?」

「直感。」

人が少なくなった広場を歩く。

(なんだ…スーツの奴がいる。)

顔を動かさず、目だけで見る。

(こんな所にスーツ姿で誰を待ってるんだ…?)

男はスーツの胸ポケットに手を入れ、あるものを取り出した。


それは銀色に輝く殺人兵器。

遠くからでも人を殺せる武器。

「お嬢様、避けろ!!」

「えっ…?」

お嬢様の手を引き、前に立つ。


やたら響く銃声。

その時、雨が降り出した。


「飛沫…?」

血は雨で滲みだした。


~ novel 08 end ~


友の一言

次回!主人公はどうなってしまうのかっ!!!!お楽しみに~~

犬の一言

うわあいやな予感が


追記:しばらく、休止するそうです。すみませんでした。


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