ノベル8
おさらい
雫「…第Ⅷ話のおさらいをなぜ私にやらせる。」
いきなり文句かよ。
まぁ人手不足だったから~?
なに、もしかして今回の話のアレを気にしてるの?
雫「うっさいっ!!」
確かに君があんなことを~…
雫「前回の終わりは飛沫と一緒に電車に乗って終わりました!はい、さよならっ
!」
飛沫君も前回勝手に帰ったから~…。
雫「ちょっ…扉が開かない…!」
鍵をしてみました。
雫「おいっ、開けろ!開けて!」
まさかぁ?キミぃがぁ?
雫「本編どうぞ本編どうぞ本編どうぞっ!!」
…飛沫に言うしかないな。
雫「いやぁぁぁぁぁっ!!」
なんのことか分からない場合は本編をどうぞ~。
~第Ⅷ話 Golden shoping 後編~
只今太陽は西に降り始めている。
そんなこと言っても今は一般人の言うおやつの時間だが。
「飛沫…ここは何処だ?」
さっきの錆びれた駅とは違い、人が大勢いる。
「ここは…かし〇の高島〇さ!!」
知ってる人は知ってるだろう。
映画館もあれば電気屋も食料品も揃っている。
ここの雑貨店なんか何時間でもいれるよ、俺。
(ちなみに作者も大好き。)
「…!」
辺りを見回す。
「どうした、飛沫。」
「いや…なんか声が聞こえたんだが…。」
気のせい…か。
「それはそうと、人が沢山いるけど…迷子になるなよな?」
この人混みの中、世間知らずのお嬢様だ。
好奇心で勝手に何処かに行くだろう。
うーん…どう対処しようか。
急に手に違和感が走る。
俺は驚いてしまい、身体が揺れてしまった。
俺の手にお嬢様の手が重なっている。
「じゃあ、コレで迷子にならないな。」
「あ、あぁ…そうだな…。」
…顔が見れない。
見たら赤く染まる俺の顔を見られるから。
お嬢様と視線が合うことを恐れているから。
「…映画でも見るか?」
分かっている。
これが買い物では無いくらい。
…デートだと言うくらい。
あぁ…俺は馬鹿だ。
お嬢様の機嫌とりとはいえ、ここまで身を犠牲にせねばならないのか。
きっと断られるな…プライドが高いから。
「おぉ、見たいぞ。」
…あれっ?機嫌良い?
良かった…よくやった、俺。
ノルマ達成だな。
というかプライド高いのに何で手を…?
まさか俺のことが…無いな、絶対に。
映画館に俺達は足を向けた。
「…宇都宮家のお嬢様、か。」
鋭い目が雫に向く。
「これはまた凄い奴が来たなぁ…。」
そして男は小さく呟いた。
「…殺すか。」
「お嬢様は何の映画が見たいんですか?」
腹をくくれ、俺。
今日の俺は完璧に女子へ接するんだ。
「えっ?」
ほらみろ。お嬢様も驚いてるぞ。
「あっ…じゃぁ、コレ…。」
指を差したもの。
「大罪を犯した少女」
嫌だ。お嬢様、本当にパソコンからどんな情報を得てるんだ。
しかし今日の俺は…。
「面白そう。趣味が合うな。」
と言う。ふっ…哀れな俺。
映画館の席につく。
周りが暗くなった。
「(駄目だ…眠っ……。)」
そのまま俺は眠りについてしまった。
「…飛沫?」
ふと、横を私は見た。
飛沫が寝てるし。
でも…分かっている、飛沫は私に合わせてくれてることを。
本当は何の映画でも良かった。
隣に居てくれるだけで良かった。
「…ありがとう、飛沫。」
寝ている彼の頬に、唇をつけた。
飛沫が全く起きる様子がないのを見て、安堵の息。
…明かりがつく。
約二時間半にも及ぶ大作らしい映画が今終わったらしい。
まぁ映画の内容は想像に任せます。
俺は寝てました。
「面白かったな、飛沫。」
何故か頬が微妙に朱に染まっているお嬢様が言った。
「あ…あぁ、そうだな。」
ごめん、寝てたんだ。
その後俺達は外に出た。
空は曇り空だった。
太陽は俺達を見下せない。
そして俺達は太陽を見上げられない。
そんな天気だ。
「…雨が降る。」
お嬢様が驚いた顔で言う。
「何で…分かるんだ?」
「直感。」
人が少なくなった広場を歩く。
(なんだ…スーツの奴がいる。)
顔を動かさず、目だけで見る。
(こんな所にスーツ姿で誰を待ってるんだ…?)
男はスーツの胸ポケットに手を入れ、あるものを取り出した。
それは銀色に輝く殺人兵器。
遠くからでも人を殺せる武器。
「お嬢様、避けろ!!」
「えっ…?」
お嬢様の手を引き、前に立つ。
やたら響く銃声。
その時、雨が降り出した。
「飛沫…?」
血は雨で滲みだした。
~ novel 08 end ~
友の一言
次回!主人公はどうなってしまうのかっ!!!!お楽しみに~~
犬の一言
うわあいやな予感が
追記:しばらく、休止するそうです。すみませんでした。