ノベル5
おさらい
不良「ども、第Ⅴ話のおさらいをする、変な超強い執事みてーな奴に蹴飛ばされ
た不良ッス。」
エキストラが出て来たか。
お前、名前は不良Aだから。
不良「なっ、なに言ってんすか!ちゃんと名前ぐらいあるッスよ!!」
飛沫のせいで余りグレてないじゃん。
つまんねーの。チッ。
不良「変な奴は置いといて、前回飛沫とか言う奴は頼まれてた場所に行き着けた
が、なんといきなり撃たれちゃったんス。かろうじて避けたものの、撃った奴は
なんと仕えているお嬢様の兄!?どうなる、どうなるんスか!?というわけで本編を
どうぞ~ッス。」
エキストラの分際で最後持っていくなぁぁぁぁぁっ!!!!
※エキストラってなぁに?
エキストラ…余分のもの。臨時のもの。だよ!
=某アニメのスネ〇の兄的存在だよ!
~第Ⅴ話 血の繋がり~
「お嬢様の…兄…?」
俺は問い掛けた。
「俺の名は宇都宮 啓司。」
確かに似てるは似てる。
純粋な黒髪、完璧っぽい容姿…さぞやおモテになるでしょうね。
「妹から聞いた。お前が執事だとな。」
銃声が鳴り響く。
不意に目の前にいる奴に撃たれたが、距離があったため避けられた。
「試させてもらうぞ。本当にあいつを守れるのか。」
確かにコイツは手強い。
銃の腕はス〇ーク並だ。
しかし接近戦はどうだろうか。
ていうか接近戦に持ち込まなければ戦えない。
…あれ、いつからバトル小説に?まぁ…いいか。
地面を蹴り、前に低空飛行をする。
そして間合いを詰めようとしたがそんなに相手は甘くなく、撃たれそうだったた
め急停止した。
…だったら。
それでも進み、撃たれる弾を避けながら少しずつ進んでいった。
相手のある動きを待つために。
-再装填!!
相手が再装填をした時を計らい、地面を蹴り飛ばして間合いを詰める。
そして蹴ろうとしたが…。
避けられ、足を捕まれ投げられた。
どうやら接近戦もス〇ークのようだ。
そのままアスファルトに激突し、受け身をとる。
「ス〇ーク!!これからお前はス〇ークだ!!」
相手はお構い無しにし損ねた再装填をしている。
…ヤバい。結構体力減ったな。
遠距離、近距離が無理なら何が可能なんだ。
そもそも俺に武器は…アレ?
ポケットに違和感がある。
…!!コレを上手く使えれば…!
あるものに向かって走る。
…撃ちまくられてるが。
そして高く飛んだ。
ス〇ークがもし本気だったら今頃死んでたな。
いや…この後も問題だが。
俺が死んだらあいつはどうなるんだろう?
どういう反応を見せるだろう?
…何で気になっているんだ、俺は。
理解したくないんじゃないのか。
だが…死ねないな。
あるもの-給水タンクに渾身の蹴りを入れた。
給水タンクに入れた渾身の蹴りで、水は一気に吹き出した。
「…何だ?」
辺りは巨大な水溜まりと成す。
俺は水を跳ねさせ、着地した。
「…何をするつもりだ。」
ス〇ークは言う。
「そうだな…サクリファイス(犠牲)、だな。」
ポケットからアレを取り出す。
「スタンガン…!?お前、まさか…!!」
驚いた顔で言った。
スタンガンから電流が流れだす。
そして決め台詞。
「くらえ…ラ〇ュタの雷を!!」
水溜まりに雷を流した。
…目の前は茜色の空。
静かな時が流れている。
「あぁ…雷か。」
記憶を取り戻した。
「起きるのが遅かったな。」
身を捻る。
ス〇ークが前にいた。
「何で…雷をくらったんじゃ…」
「あんなの普通だ。」
さ、さすがはス〇ーク…。
拷問系は慣れてましたか…。
いきなり銃を渡された。
「頼まれてた品だ。…撃って肩壊すなよ。」
そう言って店に戻ろうとした。
「待てっ!」
それを俺は止めた。
「何でお前は…妹といないんだ。あいつ、あぁ見えて寂しがり屋だぞ。」
男は笑いだした。
「お前、よく知ってるな。」
笑顔が半端無く格好いい。
うざいなぁ…。
「…今度話してやるよ。」
そして背を向けた。
「あいつを…一人にするなよ。自分を犠牲にするのはやめろ。死を拒め。…お前
を想ってる奴のことを考えるんだな。」
そう言って扉を閉めた。
「俺を想ってる人か…いないな。」
空をまた見上げた。
「…遅くなったか。心配されてる気はしないが、早く帰るか。」
そして元来た道を辿って行った。
屋敷に着き、お嬢様の部屋にいく。
「遅いぞ、飛沫!!」
やっぱりな。きたよ。
「ていうか焦げてる!スーツとか焦げてるじゃないか!」
ラ〇ュタの雷は危険だな。
ム〇カも気を付けろよ?
「大丈夫か?心配したぞ。」
…予想外。
「…あぁ。お前も大丈夫か?顔が赤いぞ。熱でもあるんじゃないか?」「ゆ…夕
日のせいだろっ!」
頬を朱に染め、窓を見ながらそう言っていた。
想ってる人が近くにいる。
不意に俺は笑ってしまった。
~ novel 05 end ~
友の一言
前書きに前回のおさらい的なものを入れてみました~~
犬の一言
おおおおおおぉおおぉぉおおおっっ!?!?だって