ノベル4
友の一言
ジブ○いいよねー
~第Ⅳ話 危機~
…ガチャン
改札口を抜ける。
ていうか駅に従業員がいない。
「…駅に人が全然いなかったな。
金でも盗もうか。」
そうぼやいた。
まぁ金には困っていないので盗らないが。
人気の無い駅。錆びれた看板。
土地が山の上なので、薄く霧が見える。
「確かに危険そうなところだな。サイレ〇トヒルみたいだ。」
…またもやそんな独り言を呟いた。
何気に色々なゲームとか知ってるんだぜ、俺は。
常識人だからな。
そして地図に記されてる所へ向かった。
「…何か用か?」
独り言では無い。
今俺は目の前のチンピラ軍団に言っている。
路地裏にはこんな奴らがいるのか、と自覚させられる。
「お前、金持ってそうだなぁ。痛い目みたくなかったら金を置いてけよ、おい。
」
リーダーらしいチンピラはそうベタなことを言った。
俺は素通りしようとしたが…。
「おいコラァ!!シカトしてんじゃねぇよ!」
ちっ、無理か。
しっかしウゼェなぁ…。
「てめぇ、高級スーツなんか着てよぉ…絶対金持ちだろうがぁ!!」
へぇ…高級スーツとか見分けがつくんだな。
俺も見分けぐらいつくが。
「働いて金を貯めればいいじゃねぇか。」
俺は口を開いた。
「はぁ?んな面倒くせぇことすっかよ。」
「あぁ…採用されないのか。可哀想に。」
チンピラの顔が変わる。
手に持ってる金属バットを上にかざした。
「…どうやら痛い目をみたいようだなぁ…死ねぇぇぇぇ!!」
ム〇カの名台詞集の中の一つ、死ねぇぇぇぇ!!
何で使ったかは知らん。
ム〇カ…お前、有名人だな。
金属バットを俺に振りかざす。
キィィィン…
高い音が路地裏をこだました。
俺は金属バットを蹴り、見事に割る。
金属バットの破片が宙に浮く。
「…コレ、本当に金属か?」
「なっ…てめ……。」
チンピラ軍団は数秒固まった。
…が、なかなかの根性だ。
諦めずにスタンガンを持ち出した。
「く…くらえ、ラ〇ュタの雷を!!」
チンピラが走ってくる。
スタンガンも何処からか入ってくるのか、ここの路地裏は。
警察もここら辺調べろよ。
ていうかコイツ、ジブ〇ファン?
地面を蹴り、宙に飛ぶ。
チンピラの頭をめがけ、足を動かす。
「…バル〇!!」
知らない人、すみませんね。
爆音が鳴り響いた。
チンピラは頭を蹴り飛ばされ、壁にぶつかった。
「…悪いな、力を抜いたつもりだったんだが。」
俺のその発言にチンピラ軍団は逃げ出した。
気絶しているチンピラを担ぎながら、霧の中へと消えていった…。
「…あぁ、やっと着いた。」
路地裏を歩き、もはや道で無いとこを通り、ようやく到着した。
「…じゃ、入らせてもらうか。」
ドアを開ける。
「おじゃましま…。」
目の前にはマシンガンのバレルがあった。
正確には目と鼻の先だが。
「わっ!?」
すぐに横に跳び、受け身をとった。
マシンガンを撃ちまくっているのは店員だろうか。
若いが高い。身長高い。
巨人兵か、コイツ?
「えっと…客ですよ~…。」
また撃ちまくられる。
今度は強く地面を蹴り、後ろに大きく跳んだ。約2mぐらい。
店員は銃の再装填をしている。
「な、なんで撃つんだよ!?」
店員はマシンガンの上部を引き、直ぐに撃てるようにした。
そしてバレルをこちらに向け、言った。
「…俺は宇都宮 雫の兄だ。試させてもらうぞ、時雨。」
気温はまだ寒く、夏はまだこないんだなぁと場に合わないことを考えてたが、一
瞬にして消えた。
~ novel 04 end ~
友の一言
バトルシーンどうでしたか!?え?短い?・・・はいそのとおりでございます。すみませんでございます。
犬の一言
初めて、自主的にあやまった!!