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Aquavit  作者: 郵貯
4/25

ノベル3

友の一言。

全軍前進!!

川犬の一言

意味分からん!!

~第Ⅲ話 頼み~


その後、俺はその女子の家に行くことになった。

今、俺は複雑な心境だ。

人生最大の大イベントが起きないことを祈っている。

大人の階段なんて登る気は一切無い。

そんな素振りを見せられた瞬間、奥義・雷神稲妻落とし(かかと落とし)をぶちか

ます。


学校を出て、校門の前には一台の超高級車があった。

「凄い…こんなところに高級車がある。」

俺は独り言を呟いた。

「…そうか?コレって高級車なのだろうか。」

独り言だったが返答をされた。

「…は?だってこれ数千万もするんだぞ。」

「さぁ、乗れ。」

指を鳴らした瞬間、超高級車の扉が開いた。

あぁ…超金持ちのお嬢様か。

やっぱり金持ち学校の中にはさらに凄いやつがいたか…。

全員が金持ちなわけでは無いけどな。

そこで初めてお嬢様と知り、執事になったわけだ。


ちなみに今の俺は風邪を引きそうな感じ。手が痛い。

だってそうだろ?

こんな極寒の地にスーツのみでいてみろよ、死ぬよ!?


話を戻す。

そして誰もが気になるだろう俺が付き合いを許可した理由。

それは「女子を理解出来ない状態でも嫌いなんだから理解出来たらさらに嫌いに

なるだろう」という思考が働いたからだ。

誤解するなよ?


まぁ確かに理解したことがある。女子は怒るとおっかない。

うん、そうだよな。


だが、お嬢様が図書室で言った言葉。

「私と付き合ってみないか?」

…どうしてあんなことを言ったのか、俺は知る芳もない。

というか俺達が恋人らしいことをしたことがない。

SPには内緒にはなっているが、多分恋人同士は何をするのか知らないのだろう。


「お嬢がお呼びだ。入れ。」

不意に後ろからSPに呼ばれ、俺は屋敷へ帰ってきた。

ちなみにSPは俺と違い、様をつけずにお嬢と呼んでいる。

長年雇われてるからだろう。


そして言うまでも無く、庭の手入れは進んでいない。


水がお湯。

お湯は熱湯。

熱湯は重傷な火傷。

そんな経験はあるだろう?

手が冷た過ぎてそう感じる。

三つ目はやらないが。

室内だったが、カシミアのコートを着てあの人に会いに行った。

ついでにカシミアのコートは数百万もする高級コートだ。

お嬢様はおそらく本置場にいるだろう。


本置場の扉を開く。

案の定、お嬢様は本を読んで座っていた。

「お嬢様、呼びました?」

「あまり敬語を使うな。」

周りに人がいないときはこういう決まりがある。

嫌なんだけどなぁ…仕方ない。

「…呼んだか?」

お嬢様は少し笑った。

「あぁ、少し頼みたいことがあるんだ。」

「何だって?御免だね、そんな事。お前がやれよ。」


…とは言えず、「あぁ、分かった。」と言った。

ヘタレだって?

スープにすんぞ。

本格コンロの火力と底が焦げない寸胴なめんなよ。高いし。


「コレを買ってきてくれないか?」

紙を渡された。

内容はシンプルにこう書いてある。

「特注品 ハンドガン」

そして地図が書かれていた。

「…。あの、コレって銃だよな?」

「あぁ、一億円相当するやつな。

それを受け取って来てくれ。」

「一億って…改造し過ぎだろ。

そもそも俺が行くのはどうしてだ?」

「お前なら捕まらないと信じているからな。」


頼み、それは信頼されてること。

…もっと良い信頼を俺にしてほしい。

「…なんでその銃が必要なんだよ。」

お嬢様はいかにも座りたくなる高級ソファから立ち上がり、

「…お楽しみだ、さっさと行け。」

とこちらを見ずに言った。


ふと机の上にあった明らかにお嬢様の読みかけの本を手に取った。

「あっ…バカッ…!!」


題名・これさえ読めば絶対に恋愛成就!


「……お嬢様、明らかに怪しいですよ。この本。」

「うるさーーーいっ!!」

顔をまた赤くしながら無理矢理廊下へ出された。

仕方なく部屋を後にし、メモに書いてある最寄の駅に向かうことにした。


~ novel 03 end ~


友の一言。

えー次回もよろしくお願いします。丁寧に話せと○犬に言われたので丁寧に話しました。

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