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Aquavit  作者: 郵貯
3/25

ノベル2

友の一言。

今回異常に暑いですw

~第Ⅱ話 出逢い~


「ウォォォォォォッ、何故だぁぁぁぁ!!!!あの女子が拒否ればこうならなかった

んだぁぁぁ!!!!」

すみません。

薬物乱用者じゃ無いですから。

ていうか主人公が薬物乱用って有り得ないだろ。



ドアが勢いよく開けられ(蹴飛ばされ)、お嬢様が険しい顔で来た。

「うるさいぞ!!」

と怒鳴られた。

「あ…すみません…。」

俺は謝っといた。


…そう言えば本読んでるんだっけな。

静かにしてくれと言われた気がする。

よしっ、ここはお嬢様の機嫌をとらなければ…!

「お嬢様、何の本を読んでるんですか?」

「あっ…いや…忘れたっ!」

顔を赤くしながらお嬢様は走り、消えた。

なんだろ…また機嫌悪くした?


話を戻そうか。

そして休み時間。

周りは放送事故の話題で持ちきりだった。

俺は女子という地球生命体は理解できないしたくない。


こんなことを聞いた。

あんな情熱的な告白を受けたい。

…はぁぁぁ!?羞恥心はねぇのかよテメェェェはよぉぉぉ!!!!


今のは叫んで無い。偉いぞ、俺。


「うるさいって言ってるだろっ!!」帰って来たお嬢様。息が荒い。

何回も走ってたらそうなるよな。

ていうか…叫んでた?アハハ…。

-連行(外に)


只今の気温、2℃。湿度28%。天気は曇り。

=寒い。極寒。

ありえない、この5月という季節でこの温度はありえない。

俺は外で庭の手入れを余儀なくされた。

…でも叫んでたかなぁ?


まぁいい。話はまだ途中だ。

そう、放送事故は女子も男子も教師にも強い印象を与えたみたいだった。


…そうして第一次恋愛ブームが到来。

あちらこちらで告白。

そして告白された人は放送事故の印象が強過ぎ、許可を出す。

カップルは大量に成立。


愛の力は計り知れない…そうして教師にも侵略され、校長は恋愛を許可。

どうやらお互い良いところを見せたいらしく、学力や態度が一変。

最高の状態を誇っているという。


そんな中でも俺は恋人という負荷を担ぐことはしなかった。

当たり前だ、理解不能地球生命体と一緒にはいたくない。


そうだったのに…。



放課後の夕暮れ時…誰もいない図書室。

これ程好きな空間は無い。

窓から射す夕日、外で練習している部の声。

コレは信頼が高い俺にしか味わえないモノ。

鍵なんて信頼を力にすぐに貰える。


ある日、俺が図書室の鍵を借りようとした。

…が鍵が無かった。

教師に聞くとどうやら先着がいるようだ。

図書室に行ってみる。


中に入る。

窓辺の理解不能地球生命体が目に入った。

…えっ?こんなムードでコレは無い?

知るかバーカ。

とにかく見知らぬ女子がいた。


その女子は才色兼備という言葉通りそうな人だった。

髪は長く、よく手入れされているようで、瞳は迷いの無いかのように真っ直ぐ向

いている。


…馬鹿め、それでも可愛いという文字は俺は出さないぞ。


その女子は本を読んでいたので、 俺も何も話したりせずに本を読み始めた。


…2時間後。女子は本を閉じて席を立った。

どうやら読み終えたらしい。

俺はそのまま本を読み続けた。


「おい、お前も付き合っているのか?」

不意に声をかけられた。

女子から声をかけられることは数多くある。何気にな。

が、無視をしたり聞き流したりしていた。

「…別に。」

今回も軽く聞き流そうとした。

「お前は普通じゃないんだな。」

流石に苛ついたが、冷静沈着な俺は軽く

「悪かったな。」

と言った。


「…なぁ、私と付き合わないか?」

部活者の声が聞こえなくなり、静脈が続いた。

外はもう暗い。


その静脈を破ったのは

「あぁ。」

という言葉だった。


…外では4月最後となる桜吹雪が散っていた。


~ novel 02 end ~


友人の一言。

ああ、なんだか、ペースはやあああああっっ!?!?

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