ノベル2
友の一言。
今回異常に暑いですw
~第Ⅱ話 出逢い~
「ウォォォォォォッ、何故だぁぁぁぁ!!!!あの女子が拒否ればこうならなかった
んだぁぁぁ!!!!」
すみません。
薬物乱用者じゃ無いですから。
ていうか主人公が薬物乱用って有り得ないだろ。
ドアが勢いよく開けられ(蹴飛ばされ)、お嬢様が険しい顔で来た。
「うるさいぞ!!」
と怒鳴られた。
「あ…すみません…。」
俺は謝っといた。
…そう言えば本読んでるんだっけな。
静かにしてくれと言われた気がする。
よしっ、ここはお嬢様の機嫌をとらなければ…!
「お嬢様、何の本を読んでるんですか?」
「あっ…いや…忘れたっ!」
顔を赤くしながらお嬢様は走り、消えた。
なんだろ…また機嫌悪くした?
話を戻そうか。
そして休み時間。
周りは放送事故の話題で持ちきりだった。
俺は女子という地球生命体は理解できないしたくない。
こんなことを聞いた。
あんな情熱的な告白を受けたい。
…はぁぁぁ!?羞恥心はねぇのかよテメェェェはよぉぉぉ!!!!
今のは叫んで無い。偉いぞ、俺。
「うるさいって言ってるだろっ!!」帰って来たお嬢様。息が荒い。
何回も走ってたらそうなるよな。
ていうか…叫んでた?アハハ…。
-連行(外に)
只今の気温、2℃。湿度28%。天気は曇り。
=寒い。極寒。
ありえない、この5月という季節でこの温度はありえない。
俺は外で庭の手入れを余儀なくされた。
…でも叫んでたかなぁ?
まぁいい。話はまだ途中だ。
そう、放送事故は女子も男子も教師にも強い印象を与えたみたいだった。
…そうして第一次恋愛ブームが到来。
あちらこちらで告白。
そして告白された人は放送事故の印象が強過ぎ、許可を出す。
カップルは大量に成立。
愛の力は計り知れない…そうして教師にも侵略され、校長は恋愛を許可。
どうやらお互い良いところを見せたいらしく、学力や態度が一変。
最高の状態を誇っているという。
そんな中でも俺は恋人という負荷を担ぐことはしなかった。
当たり前だ、理解不能地球生命体と一緒にはいたくない。
そうだったのに…。
放課後の夕暮れ時…誰もいない図書室。
これ程好きな空間は無い。
窓から射す夕日、外で練習している部の声。
コレは信頼が高い俺にしか味わえないモノ。
鍵なんて信頼を力にすぐに貰える。
ある日、俺が図書室の鍵を借りようとした。
…が鍵が無かった。
教師に聞くとどうやら先着がいるようだ。
図書室に行ってみる。
中に入る。
窓辺の理解不能地球生命体が目に入った。
…えっ?こんなムードでコレは無い?
知るかバーカ。
とにかく見知らぬ女子がいた。
その女子は才色兼備という言葉通りそうな人だった。
髪は長く、よく手入れされているようで、瞳は迷いの無いかのように真っ直ぐ向
いている。
…馬鹿め、それでも可愛いという文字は俺は出さないぞ。
その女子は本を読んでいたので、 俺も何も話したりせずに本を読み始めた。
…2時間後。女子は本を閉じて席を立った。
どうやら読み終えたらしい。
俺はそのまま本を読み続けた。
「おい、お前も付き合っているのか?」
不意に声をかけられた。
女子から声をかけられることは数多くある。何気にな。
が、無視をしたり聞き流したりしていた。
「…別に。」
今回も軽く聞き流そうとした。
「お前は普通じゃないんだな。」
流石に苛ついたが、冷静沈着な俺は軽く
「悪かったな。」
と言った。
「…なぁ、私と付き合わないか?」
部活者の声が聞こえなくなり、静脈が続いた。
外はもう暗い。
その静脈を破ったのは
「あぁ。」
という言葉だった。
…外では4月最後となる桜吹雪が散っていた。
~ novel 02 end ~
友人の一言。
ああ、なんだか、ペースはやあああああっっ!?!?