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Aquavit  作者: 郵貯
2/25

ノベル1

友の一言。


それでは早速スタアアアアアトッッッ!!

~第Ⅰ話 全ての始まり~



「〇〇のことが好きなんです!!」


俺の人生を変えた言葉。

もう少しマシな言葉が良かったと思う。

まぁ、これで人生が変わった奴はたくさんいるだろうな。

幸せになったのか不幸になったのか、それは分からないけど。


…俺はこの言葉で何が変わったのかって?

ハハハ…そうだよな、気になるよな。

教えてあげよう。

ソレは…

「おい、どうしたんだ?誰と話しているんだ?」

ある女子が部屋に入って来た。

「いいえ、別に何も無いですよ…お嬢様。」

俺は目をつむりながら言った。


-俺はこの女子の手下|(執事)になってしまったんだ。


俺は飛沫 時雨(シブキシグレ)

宇都宮家の執事だ。

別に俺は万能って訳じゃなく、成績は中の上、運動は上の上。

静かな空間を愛し女子が苦手な高校一年生。

そして何気に美男子なのさっ!

ハハハ、普通だろ?

普通じゃない?死ね。

「死ね!?お前、そんなこと考えてたのか!!」

半泣き顔で怒ってるお嬢様。

「いやいやいや、そんなこと言ってないよ!!本当に!」

お嬢様は首を傾げている。


…あぶねぇ、文字通りトロトロ(絶対に調べてはいけないよ)になるところだった…。


そして俺が従える者、お嬢様は宇都宮 雫(ウツノミヤシズク)

お嬢様はプライドが高い人だ。

身長は普通ぐらいで、髪は純粋な黒で長く、どこか大人びている。

瞳は輝いて、顔は整っている。

うーん…頑張れば男装が似合うんじゃないか、もしかしたら。


ちなみに俺はここ、宇都宮家の屋敷に住んでおり、お嬢様の世話をしたりしてい

る。

屋敷の敷地は市をまるごと家にした感じだ。

=超広大ってこと。


「私は本置場で本を読んでるから静かにしとけよ?

まぁ、防音になってるから心配ないとは思うが。」

そう言ってお嬢様は俺の部屋から出ていった。


宇都宮家は超高級旅館の社長が建てた屋敷だ。

そりゃもう金持ちが集まる旅館で年収はとんでもない額である。

その娘、お嬢様が今は屋敷主になっている。



そもそもこんな金持ちの娘の従者を何故やっているのか話さないと駄目だな。

それは高校一年生の入学式の少し後の放送事故…。


「〇〇のことが好きなんです!!」


…から始まったんだ。



給食中に流れるBGM。連絡。

ソレらは「放送委員」という集団がすることを知ってるだろう。

知らないやつは学校行ってない奴らか学校にそんなもの無い人達だろう。


最初は普通だった。

音楽が流れたりするだけで、変わったことは無かった。

…まぁ俺は断然放送が無いほうがいいけどな。

俺は静かな空間の方が好きだから。

流すのならJazz流せ、ジャズ。


その「放送委員」の一人が給食の放送の最後にいきなり語りはじめた。

それは世間一般で言う告白の予兆。お知らせ。

「僕はずっと前から思ってる人がいます…。」

って言うお知らせ。

俺ならこんな知らせはいらないね。

聞きたくもない。

速攻で耳を塞ぐ。告白なんて呪いの言葉なんだ。


…その知らせは誤報では無く、その後すぐに

「〇〇のことが好きなんです!!」

が出た。


…想像してみよう。

コレがニコ〇コ動画だったらどうなってたか。

おそらく大量の「キターーー」が現れるだろう。

「キターーー」じゃなくても良いんだけどな、別に。


そう、静脈の給食は突如変わった。ソレらはもはや「荒らし」。

茶化すもの、笑うもの、泣いているもの。


その「放送委員」の奴は格好良いらしい。

だからって泣くか?

凄く腹立つんだよね、そういうのって。

カルシウム足りないかな?


まぁいい…その後が重要だ。

普通断るだろう?

周りから茶化されたりしてるんだぞ。


…が!!しかし!!逆説!!

「…はい。」

が出た。

そして場は静脈を取り戻す。


…一瞬だけだった。


~ novel 01 end ~


友人からの一言。


まだまだ俺の暴走はとまらない!!…すみません。とまりました。川犬さんからあまり暴れると消すよとのことでしたので。じゃあまたっ

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