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Aquavit  作者: 郵貯
15/25

ノベル13

友言

もう頭真っ白

いぬ言

白髪か?

~第ⅩⅢ話 日常と放課後~

五時間目は音楽だった。

基本的に音楽の時間は自由だ。

部屋がいくつもあるから、グールプを組んで受けるもよし、個別で受けるのもい

い授業方針になっている。

…そう考えたら何人先生がいるんだ?

給料高そうだから優秀な先生が沢山来るんだろうけどな。


ちなみに俺はピアノ、ギター、バイオリンetc…を弾ける。

凄いだろ?

で、お嬢様は歌の天才。

英才教育されてきたから歌声はまさしく天下一品だ。

もうCDデビューや声優として活躍していい程の声。

…いらない情報かも知れないが、ランキング一位の理由の三分の一が声らしい。

そして眼鏡青年、直人はピアノを弾ける。

腕は悔しいが俺より上手い。

ようつべに投稿されてる「ピアノで弾いてみた」系は全部コイツだ。(嘘)

そしてシンはエレキギター。

それ以外をやらせると不協和音の完成。

即刻退場もの。

まぁそんな雰囲気だよな、この野球バカは。

もう一人、お嬢様が猛反対したが胡桃がいる。

バイオリンが得意らしい。

うん、こっちは雰囲気に合ってるな。


そんなメンバーでグループを組み、授業を受けた。



「…あぁ~、すっきりした~。」

シンが言った。

ちなみに授業は終了、あとは帰りのホームルームをやって帰るだけだ。


「俺は野球部があるからな。一緒に帰れないぞ。」

またシンが口を開いた。

「…俺もアイツと帰らないと。」

直人は俺と同じ執事で、年下のお嬢様がいる。

アイツは多分お嬢様のことだ。

「鈴蘭中等学校」の二年生だった気がする。

…ロリコンじゃないぞ、直人は青少年だからな。

「私は帰って料理の下準備をしないといけませんわ。」

後ろで胡桃が言った。

あっ、そう言えばそうだった。

明日俺は弁当を作らなくていいのか。

朝食は俺の担当だろうけど。


「そうだな、私も作らなければ。」

お嬢様が小さく頷いた。

どうしよう、料理を教えてもいいのだろうか?

いや…きっとお嬢様自身嫌がるだろうな。

自分でやるっ!とか言って。


教室の扉が開く。

「ホームルーム始めるぞー。号令、頼む。」

担任が入って来た。

起立。

シンが起立してない。

礼。

シン、座りながらでも礼しろよ。

着席。

…お前は興味無しか。


下校時の校舎は一段と賑やかになる。

結構大勢の生徒がいるからな。

仕方の無いことだけど。

それでも嫌いだ、人が大勢いるのは。

絶対俺は首都には行けないな。


校門の前にはもう見慣れた高級車が待っていた。

校門まで来てくれたシン達に小さく手を振り、車に乗った。


「さて…帰ったら何をしようかな…。」

車内で俺は独り言をした。

正直やることが無い。

今日は先生方の会議があるらしく短縮授業だったし。

「じゃあ戦闘に向けて訓練なんかどうだ?」

お嬢様が俺の方を向いて言った。

確かに一理ある。

これから戦闘が無いことも無い。

いや、絶対と言っていい程あるだろう。


「同化には私が必要だが、能力者の腕も必要だぞ。ただ私は魔法を強化するだけ

だからな。」

「魔法…か。俺だけでも使えるのか?」

「んん~…どうだろうな。魔力はこの前の戦闘であったのはわかってるけど。」

この前の戦闘での魔力…あぁ、俺が適当に蹴りから出した水刃か。

少し訓練するかな…。


この時、俺はこんなことを考えなければあんな人とあんなことにはなら無かった

んだろうなぁ、と後ほど思うことになる。


~ novel 13 end ~


友言

さあーーー、どうなってしまうのかーー?

教えてクレーー!!俺はまだ知らないぞ!!


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