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Aquavit  作者: 郵貯
13/25

ノベル11

友言

今回から、学校篇始動!!

おーー。ぱちぱちぱち

~ⅩⅠ話 学園生活~


皆様、お忘れかも知れませんが俺は高校一年生だ。

もちろん学校がある。

お嬢様の兄と戦ったのが土曜、焔と戦ったのが日曜だ。

それで、今日は月曜日。


ちなみに俺もお嬢様も「鈴蘭高等学園」に通っている。

「鈴学」という愛名もある。

鈴学の制服は鈴蘭の色と同じ白(ややクリーム色)がモチーフで緑の線が袖に二本

入ってる。

胸には鈴蘭のエンブレムがある。

その下にワイシャツと緑のネクタイをつける。

ズボンは薄いグレー。

何気に人気のある制服だ。

まぁ、偏差値が70以上なんだけどな。

あっはっは。


「何してるんだ、早く行くぞ。」

「あっ、お嬢様。着替え終わりましたか。」

お嬢様の制服姿はいつ見ても様になっている。

女子の場合、ズボンがスカートになってるだけだ。

何気にお嬢様、ミニスカートにしてるけどな。


…あっ、敬語を使うのはSPがいる場合と学校にいるときな。

周りの目は大事だし。


屋敷を出て、正門を抜ける。

いつも通り、黒の高級車がある。

コレに乗って俺達は学校へ行っている。

鈴学はお金持ちが沢山いるから珍しい光景じゃ無いけどな。


「では…行ってきますか。」

お嬢様を先に車を乗せ、後から俺も乗った。



鈴学の大きさは半端じゃない。

東京ネズミーランド並みの広さで、関係者以外は迷うだろう。

正門も防犯の為、超大きいし。


高級車から降り、最初に出くわしたのは…

「よっ、時雨!」

同級生の野球バカだった。

名前は矢田(ヤダ) (ススム)

あだ名は「シン」だが。


「…最初に会ったのがお前か。嫌だな。」

「そういう事言うなよシグシグ~。」

…ブチッ

「うそうそ、ごめん許せ。」

なんだ、聞こえたのか。


「お嬢様、行きましょうか。」

車に乗ってるお嬢様に手を差し出す。

「ありがとう。」

お嬢様の手は相変わらず小さいな。

「おぉーシグ、成長したな。美少女ランキングNo.1と手を取れるなんて。」

シンが変な顔をする。

「まさか…もう大人の階段を登って-」


俺はシンの鼻を蹴飛ばした。

シンは鼻血を出して倒れてる。

「アホはほっときましょう。」

「あぁ、そうだな。」


時雨…

…誰かが俺の名を呼んでる?

時雨様…

「飛沫、逃げろ!!」

「時雨様ー!」


一人の女子が走って来た。

お嬢様の舌打ちが聞こえる。

「時雨様、休日の間会えなくて寂しかったですわ!」


この女子は三葉(ミツハ) 胡桃(クルミ)

高飛車な三葉家のお嬢様だ。

シンが言うには美少女ランキングトップ3には入ってるらしい。


「時雨様、私をお嫁に貰って-」

お嬢様が胡桃の襟を掴み、遠くへ連れて行き何か言っている。


「おいコラお前。毎回飛沫のところにくるな。」

「あーら雫さん。貴方も時雨様がお好きで?残念ね、貴方みたいな言葉使いの悪

い女じゃあ無理ですわ。」

「なんだと…!」


「何話してんだろ…お嬢様。」

なんか今にも殴りあいが始まりそうな空気になってる。

そう言えば胡桃も何か言いかけてたけど聞こえなかったな。


「シグ、あいつらはほっといて行こうぜ。」

シンが鼻にティッシュを入れながら話し掛けてきた。

「あぁ…そうだな。」

「おいシグ、今日の一、ニ時間目は体育だぜ!しかも野球!よっしゃぁ!!」

「あぁ…そうだな…。」


非日常とは違い、今俺がいるのは日常。

こんなに…日常は楽しいものなんだな。

「シグ、一人で何笑ってんの?」

「いや…なんでもない。ほら、早く行くぞ!」

俺は走りだした。

「おい、待てよ!」


木の葉は緑に輝いている。

風を感じながら、俺は眺めていた。


~ novel 11 end ~


友言

次回もよろしくなーお前ら

読者をお前って言うなああああ!!!!

友言

あっはっは。

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