最終話 それぞれの幸せのかたち
本編最終話です。本作の結末をお楽しみいただけたら幸いです。
それからの春陽と雪愛はいい意味で互いに遠慮が無くなっていった。
そうすれば当然のように言い合いのようなことになることもあるが、それは互いに相手を想ってのことだったり、ヤキモチによるものだったりと、関係が深まったからこそのものであり、険悪とは程遠いものばかりだった。
三年に進級し、クラス替えの結果、二人は同じクラスになることができた。悠介と瑞穂も同じクラスで、春陽は悠介と、雪愛は瑞穂と三年間同じクラスということになった。
そして高校生活最後の年、皆で、球技大会、体育祭、文化祭とすべての行事をめいっぱい楽しんだ。
二人の関係という意味では、夏休み辺りからは、受験が近くなってきて、デートする頻度は減っていったが、その分一回一回のデートを大切にして想いを育んでいった。学部は違えど、第一志望の大学は同じで、一緒に合格するという目標も励みになった。ちなみにお家での勉強デートもしていたのだが、どうしても勉強よりもイチャイチャする時間の方が長くなってしまうため、年末が近づくにつれ自重するように回数を減らしていった。
元旦には、三年になってそれぞれ違うクラスになってしまったが、何とか二年で仲良くなった九人全員の予定を合わせて、去年と同じように皆で大学合格祈願を兼ねて初詣に行った。さらに、春陽、雪愛、悠介は、美優、麻理、沙織と六人で地元の神社にも初詣に行った。こちらも去年と同じだ。
大学受験が終わり、春陽と雪愛は無事、第一志望の明政大学に合格できた。これで来年度からは美優の後輩だ。ちなみに、悠介と瑞穂、和樹も明政大学に合格した。彼ら五人は春からも同じ大学に通うことになる。隆弥と未来も無事第一志望の私立大学に合格し、国立組の蒼真と香奈は合格発表待ちの状態だ。
そうして彼らは今日卒業式の日を迎えた。
式はつつがなく終わり、教室に戻った卒業生達は教師も一緒になって思い思いに写真を撮ったりお喋りしたりしている。もちろん春陽達も。
他クラスへの出入りも激しく、皆高校最後の日を存分に楽しんでいるようだ。また、和樹のように部活をしていた者達は、後輩達から花や色紙を送られたりもしていた。
一段落したところで、春陽は一人屋上に来ていた。ちょっと疲れてしまったみたいだ。自分でもテンションが高ったなと思う。まさか自分がこんな気持ちで高校を卒業することになるなんて入学したときには想像すらしていなかった。こうして屋上からの風景を眺めていると様々な記憶が蘇ってくる。この屋上で一人、昼ご飯を食べていた頃が懐かしい。
「ごめん、春陽くん!待たせちゃったかな?」
そこに雪愛がやって来た。
「いや、全然。俺もさっき来たばっかだよ」
元々春陽が屋上に来たのは雪愛との待ち合わせのためだ。
春陽の言葉に雪愛はほっと安堵し、二人は寄り添うようにして並び立つ。そしてしばし今日で卒業だということを噛みしめていた。
「春陽くんの高校生活はどうだった?楽しかった?」
「ああ。楽しかった。入学したときからは考えられないくらい。雪愛は?」
まさにさっきまで考えていたことだったため、すんなりと言葉が出た。雪愛が嬉しそうに笑う。
「私も。素敵な高校生活だった」
思い出話に花が咲く。二人とも楽しいことばかりだった訳ではない。色々なことがあった。それでも振り返ってみたときに出てくる思いは同じだった。———いい高校生活だった。
「でもなんだか不思議な気分。来月から私達大学生、なんだよね」
「そうだな。俺もまだあんまり実感わかないな」
「ふふっ。大学に行ってもよろしくね?春陽くん!」
「こっちこそ。これからもよろしく、雪愛」
最後に、屋上には春陽と雪愛、二人の思い出もたくさんあるため、ここでもツーショットの写真を撮り、二人は笑い合った。
ちなみに春陽の制服のブレザーのボタンが一つだけついていない。雪愛は瑞穂達と四人で事前に話していたのだ。卒業式が終わってすぐ、雪愛は春陽にお願いしてボタンをもらった。瑞穂、未来、香奈も言わずもがな。制服のボタンなんて古いと思う人もいるかもしれないが、こういうのは思い出だ。ほしいものはほしい。
卒業式後の思い出作りも徐々に終わり、卒業生達がバラバラと下校していく。中にはそのまま打ち上げに行くグループもあるようだ。春陽と雪愛は友人達と近いうちに遊びに行こうと約束して別れ、この日はフェリーチェに向かった。そこには麻理と沙織、美優がおり、皆からお祝いしてもらったのだが、ここで、春陽から麻理に、雪愛から沙織に、それぞれサプライズで花束を贈った。これまでの感謝を込めて、だ。これには沙織だけでなく麻理まで泣いてしまったことに春陽は驚いたが、皆が笑顔だった。
四月から大学生活が始まった二人だが、大きな変化もあった。
大学に入ると、春陽は様々な飲食店で学びたいとフェリーチェでのバイトを辞めたのだ。
代わりにという訳ではないが、悠介がフェリーチェでバイトをするようになった。悠介はこれから本気で頑張るつもりのようだ。
大学での四年間という日々は春陽にとっても、雪愛にとっても、悲喜こもごも本当に色々なことがあったが、無事、大学を卒業し、皆はそれぞれ就職した。
そうしてさらに時は過ぎ、春陽と雪愛が付き合い始めて十年の月日が流れた。
ついに二人はこの日を迎える。
白を基調とした天井の高いチャペル。すべての窓が美しいステンドグラスとなっている。
そこで彼らは久しぶりに再会し、話をしていた。
学生時代はたとえ通う大学が違っていても一か月に一度くらいの頻度で会っていた彼らだが、就職してからは徐々に間隔が空いていった。
「いよいよ春陽も結婚かぁ。これでまた香奈に色々言われるな……」
「蒼真も早く結婚すればいいだろうに」
「仕事が本気で忙しいんだよ!余裕があったら俺だって……」
「ずっとそう言ってるだろ。遠野に振られても知らないぞ?」
「縁起でもないこと言うな、和樹。……それにしても、春陽達はもっと早く結婚すると思ってたよ」
よろしくない方向に話が進みそうだったため、蒼真は強引に話を修正する。
「会社を辞めての決断だったからな。自分の店が軌道に乗るまでは、ってことだったみたいだぞ?」
「そっか、そうだよな。春陽の夢だったもんな。最初聞いたときはびっくりしたけど、それを実現しちまうんだからなぁ。みんなで何度か行ったけど、あいつの店、アットホームな感じで居心地いいし、料理もすごい美味くてめちゃくちゃいい店だよな」
春陽は大学生の頃に自分の店を持ちたいという夢を語っており、それが実現したのだ。
雪愛は現在も教師として働いており、時々、休日に春陽の店の手伝いをしているらしい。雪愛は大学で家庭教師のアルバイトを始めてから教師になる夢を抱いていったそうだ。教育実習は母校で行い、そこでベテランとなり辣腕を振るう東城とも再会した。
「ここまで来るのに本当に色々あったよね、あの二人」
隆弥がしみじみと言う。
「ああ、大学のときのこと、か。あのときは本気でヤバいと思ったな……」
蒼真の言う大学のときのこと、というのは、二人のすれ違いが起きてしまったときのことだ。
同じ大学とは言っても、学部が違えば学内で過ごす時間はそれほど多くない。
加えて、大学内ではサークルも含め、それぞれの人間関係が形成されていく。
さらに、雪愛もバイトを始め、春陽は生活のためということもあり、バイトの量を増やしていった結果、二人は想い合っているにもかかわらず、距離が生じてきてしまったのだ。
そして、そんな彼らと深く関わりたいと思う異性の存在が絶妙に絡み合い、二人の間に溝を作り、それを深めていってしまった。
ありがちと言えばありがちな話だ。
だが、相手のことが大切だからこそ思い悩み、相手のことを想って身を引こうとするのを高校時代からの友人達が黙って放っておく訳もなく、大学で知り合った友人達も加わり、結果としては、二人はその危機を乗り越え、さらに深く心を結びつけた。
このとき一番心を砕いていたのが瑞穂だった。
「確かにあのときが一番大変だったけど、就職してからもちょっとあったらしいんだ」
そのとき二人を支えてくれた人達が、職場関係の友人として今日集まっている中にいたりする。
春陽と雪愛が素敵な縁を紡いできたことがわかるというものだ。
「二人ともどうしても異性に注目されるからな……」
「イケメンの和樹が言うと説得力があるな」
「うるせっ」
めでたい日だというのに、少ししんみりしそうだったので、蒼真が揶揄ったのだろう。
和樹もそれをわかっている。
そんな二人のやりとりを隆弥も理解して別の話題を振る。
「そう言えば、和樹、瑞穂さん随分お腹が大きくなったね」
「ああ。もうすぐ予定日だからな。隆弥のところは?前にそろそろって言ってたけど」
「うちはまだかなぁ。蒼真じゃないけど仕事が忙しくて。未来ともほしいっていう話はしてるんだけどね」
「おい、隆弥。俺を引き合いに出すんじゃない」
久しぶりに顔を合わせた彼らの話題は尽きない。
それは式が始まるまで続くのだった。
そして、バージンロードを挟んで反対側の席では、同じように瑞穂達が久しぶりの再会に会話を楽しんでいた。
一方その頃、春陽の親族席では、悠介が居心地悪そうに座っていた。
「あのさ、麻理さん、やっぱ俺がここに座るのっておかしくないかな?」
隣に座る麻理が呆れたように言う。
「まだ言ってるの?親族なんだから当たり前でしょう?」
悠介の右隣では美優がクスクスと笑っている。
「いや、そうなんだけどさぁ……」
悠介が後ろを見れば、和樹達が三人で話しているのが見える。声は聞こえないが、随分と楽しそうだ。
自分もあそこに加われたらどれほど気楽でいいことか……。
「悠介君、もうすぐ始まるんだからもう諦めたら?披露宴だって親族席でしょう?あなたは私と春陽の叔父なんだから」
「美優さん……。それはわかってはいるんですけど。春陽の叔父って言うのは勘弁してほしいです……」
悠介は頭をがっくりとさせ、そんな悠介を麻理と美優が笑っている。
悠介と麻理の左手薬指には同じデザインの指輪がつけられていた。
悠介がずっと本気で頑張り続けてきた証だ。
大学卒業時には一般企業に就職した悠介だが、結婚後会社を辞めて、今は麻理と二人でフェリーチェを切り盛りしている。
もしかしたらいずれ春陽と雪愛も同じように二人でお店をやる日がくるかもしれない。
そんな風にそれぞれが声量を抑えながらお喋りをしていると、アナウンスがされた。
いよいよ式が始まる。
まず初めに白のタキシードを着た春陽が入場し、その後、雪愛が沙織にベールダウンされ、沙織とともに春陽の待つバージンロードを歩く。
雪愛のウェディングドレス姿はとても美しかった。
試着などで何度か見ているはずなのに、春陽は雪愛に見惚れてしまう。
そして見惚れていたのは春陽だけではなく、ここに集まっている多くの人がそうだった。
それほどに雪愛は綺麗だった。
雪愛が登場してすぐから瑞穂は号泣しており、そんな瑞穂の背中を香奈が摩り、未来がよしよしとするように頭を撫でている。
これまであった色々なことを思い出しているのだろうか。感極まってしまったようだ。
沙織と雪愛が春陽の前に辿り着く。
「春陽君、雪愛のこと、よろしくお願いします」
沙織はそう言うと春陽に頭を下げた。
「母さん……」
雪愛の瞳は潤んでいた。涙を流さないように何とか堪える。
「はい。雪愛にずっと笑顔でいてもらえるように全力を尽くします、お義母さん」
「ふふっ、心配はしてないわ。これからもよろしくね」
頭を上げた沙織は口調をいつも通りに戻して言った。
「はい」
そんな沙織に春陽も口元に笑みを浮かべて答えるのだった。
「母さん、今まで本当にありがとう……」
「ええ。春陽君と幸せになりなさい」
二人の間ではすでに色々な話がされている。この場ではこのやり取りだけで十分だった。
そして春陽と雪愛は目を合わせる。
「行こうか、雪愛」
「うん!」
雪愛は潤んだ瞳で、笑みを浮かべた。
二人が牧師の前に立つ。
チャペルにいる一同で讃美歌を斉唱し、牧師が聖書を朗読した後、春陽に問いかける。
「新郎風見春陽、あなたは白月雪愛を妻とし、健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
「はい、誓います」
続いて牧師は同じように雪愛へと問いかけた。
「はい、誓います」
順番に、二人の誓いの言葉がチャペル内に響き渡った。
「それでは指輪の交換と誓いのキスを」
牧師の言葉に従い、春陽が指輪を手に取って言った。
「やっと雪愛に本物をつけられる。遅くなってごめんな」
「ううん。春陽くんとだからここまで来られたんだよ」
春陽が雪愛の左手薬指に指輪を嵌め、続けて雪愛が春陽の左手薬指に指輪を嵌める。
高二のクリスマスイブに交わした約束が叶った瞬間だった。
「これからもよろしくな」
「こちらこそ。これからもよろしくね」
春陽によって雪愛のベールが上げられる。
見つめ合う二人。
「雪愛、愛してる」
「私も。愛してる、春陽くん」
そして二人は誓いのキスをした。
春陽と雪愛の退場時には皆からフラワーシャワーの祝福、そして大きな拍手とおめでとう、と言う言葉が贈られた。
春陽と雪愛はもちろん、皆が笑顔だった。
中には瑞穂のように泣いてしまっている者もいたが、それもすべて嬉し涙だ。
この日、二人は皆に祝福され、夫婦となった。
数年後。
「パパー、ママー、はーやーくー」
幼い女の子が父親、母親とそれぞれ片方ずつ手を繋ぎ、引っ張りながら歩いている。女の子の両親にしてはかなり若く見えるが、パパ、ママと呼んでいるので間違いないだろう。。
「陽愛、そんなに慌てなくても水族館は逃げないから」
「ダメ!はやくいきたいんだもん!」
「そうか……」
父親の言葉は陽愛に即却下された。
「陽愛、パパとママと手を繋いで行きたいんじゃなかったの?陽愛が走ると手が離れちゃうわよ?」
母親がそう言うと、陽愛は父親と母親の顔を交互に見上げる。
「……やだ。パパとてつなぐ。パパ、はなさない?」
陽愛の言い様に母親は苦笑いだ。
もう片方の手は自分と繋いでいるのに、父親にだけ訊くとは。
「ああ。離さないよ」
父親は優しい笑顔で答える。
「うん……」
父親に離さないと言われても、不安になってしまったのか落ち込んでしまう陽愛。
これから楽しみにしていた初めての水族館に行くというのに、母親もこんな表情をさせたい訳ではなかった。
そこで、母親は昨日水族館のことを調べているときに見つけたことを陽愛に教えてあげた。
もしかしたら興味を示すかもしれない。
「そうだ、陽愛。今ね、この水族館でペンギンの赤ちゃんを抱っこできるイベントをしてるんだって。陽愛も抱っこしたい?」
それはこの水族館で何年かぶりに開催されているイベントだった。
「えーっ!ペンギンのあかちゃん!?ひなもだっこしたい!」
さっきまでの落ち込みが嘘のように、母親の言葉に目をキラキラさせる女の子。
「ふふっ、それじゃあパパに頑張ってもらおうね」
「パパ?」
「そうよ。ペンギンの赤ちゃんを抱っこするにはね、クイズに正解しなきゃいけないの。パパはね、ずっと昔、ママのためにそのクイズに正解してくれて、ママにペンギンの赤ちゃんを抱っこさせてくれたの」
「すごい!パパ!がんばってね!」
陽愛は大興奮だ。
「あ、ああ。っておい、雪愛。そのイベントって……」
陽愛の勢いに思わず返事をしてしまうが、父親———春陽は妻である雪愛に言いたいことがあるようだ。
「そうだよ」
「いや、そうだよって……。あのときはたまたま知ってたからで……。雪愛にも説明しただろ?」
「春陽くんなら大丈夫だよ。あのときみたいにかっこいいところ、また見せてほしいな」
そこには春陽に対する絶対の信頼があった。
「はぁ……わかった」
ため息を一つ。
春陽は未だ雪愛に乞われると弱い。
というか今後もずっと弱いままだろう。
だが、最愛の人のお願いは叶えてあげたいのだから仕方ない。
お姫様の願いでもあるのだから尚更だ。
それが春陽にとっての幸せでもあるから。
「ふふっ、そのお礼っていう訳じゃなかったんだけど、今日のお弁当は春陽くんの好きなものいっぱい作ってきたから楽しみにしてて?」
雪愛は春陽の喜ぶ顔が見たくて、かなり気合を入れて今日のお弁当を作ったようだ。もちろん春陽だけでなく陽愛の好物もたくさん作ってある。
二人に喜んでもらうことが雪愛の幸せにも繋がっている。
「ああ、ありがとう。楽しみにしてる」
春陽は心の中で気合を入れて、水族館内の説明書きを一つ一つ丁寧に読んでいかなければと決意した。
そして春陽、雪愛、陽愛の三人は、真ん中に陽愛を挟んで、手を繋いで仲良く水族館に入っていくのだった。
最後までお読みくださりありがとうございます。
春陽と雪愛の物語、いかがだったでしょうか?最後駆け足に感じた読者様もいらっしゃるかと思いますが、本編は二人が結ばれた後の話として、この形にしたかったというのがあります。これでもかというくらいハッピーエンドになっています(笑)あくまで二人の物語のため、少ししか触れていませんが、友人達も含めてハッピーエンドと言っていい最終話になっています。もしかしたら、飛ばした時系列の部分の番外編などを投稿することがあるかもしれませんが、本編はこれでお終いです。
一人でも多くの方にお楽しみいただけたら作者として嬉しい限りです。
本作は作者の処女作の改稿版ということで毎日投稿をしてきました。
かなり加筆修正していますが、途切れることなく完走できたのは読者の皆様が応援してくださったおかげです。
この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。
それでも実はもっとこんな展開にしたい、とか思ったりすることもあって、物語を作る難しさをあらためて実感しました。今後も精進していきたいと思っています。
読者の皆様に一つだけお願いがございます。最終話までお読みいただいて、面白かった、キュンキュンしたなど思ってくださった方、画面下の☆☆☆☆☆から応援していただけると嬉しいです!
【ブックマーク】や《感想》、《イチオシレビュー》も本当に嬉しいです!
今後のモチベーションがとんでもなく上がります!
何卒よろしくお願い致します。
最後になりますが、読者の皆様、100話を超える長編の本作をお読みくださり本当にありがとうございました。