擲三二六六号計画
以下は甲信研究所千人塚由紀恵主幹研究員の証言から復元を行った当該各書類の内容の抜粋です。
擲三二六六号計画は概ね計画通り■■■■■■。
四月以来陸軍及び諸外■■■■■■無く、実験は既に六割程度が終■■■■■九月中旬には■■■■■■実用試験を行うことができると思われる。
以下に各■■■■の現況を報告する。
汚染音源
現在までに六十曲の音曲を■■■■■■■■■■したが、機能の発揮までにかかる所要時間の長さが延長傾向にあり、米国■■■■■■■■■課程を精査し曲数を絞ることが■■■■思われる。
また、予期せぬ副次効果として曲に■■■■■■■■■■の差違が見受けられる。選曲性能も副次効果について理解している様相を呈しており、投入前に更なる■■■■■■■推奨される。
動力収集装置
概ね完成に至ったと言って問題は無いが、狂暴性について調整■■■■■思われる。実戦への投入を念頭に置いた場合、制御性を高める事が必要である。
動力の変換効率は非常に■■■、実用を念頭に置けば複数の動力収集装置を同時■■■■■■■■推測される。
偽装斥候
環境に擬態する能力を高める試験は順調に■■■■■■■■■、予想外の順応効果を発揮しており、試験が進むごとに擬態する対象の原型となった生体の特徴を■■■■■■■■■。ただし当該計画に於ける斥候の用に供するのであれば問題は無いと思われる。
領域制限機構
完成済み 実戦投入可能
司令部機能防衛装置
本来の計画以上の効果を発揮しており、動力の確■■■■■■■単独で他方面の超常戦に投入することも可能な■■■■■。
太平洋方面の戦局を加味して先行しての生産準備を行うことを進言する。
研究員の覚書
四月■■日
内地の研究施設に呼び戻されたと思ったらとんでもないものが出来上がりつつあった。この研究施設での事を書き残していこうと思う。
四月■■日
一緒に満州から戻ってきた同期の■■が銃殺された。どうやら超常戦について上に異論を申し立てたらしい。昔から真面目な奴だったからこの計画を受け入れられなかったのだろう。
五月■■日
くそったれ!部下が三人動力収集装置に喰われた。上に報告したら餌やりの日程を調整しようなんて抜かしやがった。あいつらの最期の表情が頭から離れない。
六月■■日
頭痛が止まらない。気分もずっと落ち込んだままだ。あの司令部はダメだ。明らかに俺達にも影響が出ている。
六月■■日
隊長が自決した。一日中あの司令部にいたのだから無理もないだろう。司令部要員や上級の研究者にも何人も自殺者が出ている。
六月■■日
汚染音源の担当になった。耳鳴りと吐き気が止まらない。二ヶ月前あいつが言っていたのは正しかった。俺達は許されない事をしている。きっと天罰と言うやつなんだろう。
七月■■日
最近施設内に超常事物が頻発するようになってきた。昨日も目の前で兵卒が掌大の蟻の群れに食い殺された。一体何が起きている?
七月■■日
施設が憲兵の部隊に襲撃された。司令部まで逃げてきたが、恐らくもうダメだ。血が止まらない。上の連中がこの施設を逃がす算段をしているが、その成功なり失敗を見ることはないだろう




