カツって書いてたら肉だって思うけど実は魚肉なんだよね
今日俺は、学校に弁当を持っていくのを忘れてしまいかなりお腹が空いている。学食があるじゃないか?それ使えよと思われるかもしれないが普段理由することのない俺からしたらあの空間で飯を食うのはキツいものがある。
そんなわけで、今日も駄菓子屋に行く約束になっているのだが、駄菓子ではお腹は膨れない。俺は先輩と合流する前に弁当をコンビニで一つ買ってから、いつもの駄菓子屋さんに向かった。
「あっ、きたきた。後輩くんが遅れるなんて珍しいね。その手に持っているやつ何買ったの?」
「これは、今日お昼忘れてしまいましたね。空腹に耐えられず買ったんですよ、お腹が空きすぎて死にそうなんでここで食べても良いですか?」
「私は別に構わないよ、店長も気にしてなさそうだしいいんじゃないかな」
そう言われて俺は駄菓子屋の無愛想な男店長を見ると、渋い声で
「構わん」
と許可が出たので遠慮なく食べることにした。今日買ったのはハンバーグ弁当だ。俺は先におかずから手を出してしまうタイプなのでガツガツとバランスを考えずに食べていると米が半分ほど残った状態でおかずがなくなってしまった。
「あーあー、おかずがもう無くなってるじゃないか。ダメだよ後輩くん?ちゃんとバランス考えて食べないと」
「いや咲さん、俺だって普段は考えて食べてるんですけど今日は腹が空き過ぎててそこまで思考が回らなかったです」
先輩は俺が弁当を食べているのを眺めていたので、ご飯しか残っていない状態に気づきお小言を頂いたがその通りなので有り難く受け入れることにした。だが、男という生き物は基本見栄っ張りな生物なため、自分に非があろうとも少しだけ反論してしまうのだ仕方ないよね。
「もう、素直に認められないのは頂けないなぁ。せっかく私がおかずを用意してあげようと思ってたのに、そんなこと言うんならあげないぞー?」
何?おかずだと!俺はその言葉を聞いた瞬間反射的に
「本当すみませんでした。以降気をつけますんでおかずを下さい!」
俺は恥を捨ててすぐに土下座をして頼んでいた。食欲の前に男のプライドなんてものは意味である。
「うぁっ、君変わり身早いね。しょうがない素直に自分の非を認めた後輩くんにはこれを進呈しよう。ビッグカ○だよ」
咲さんは俺の土下座にびっくりしながらもビッグカツを差し出した。
「確かにおかずにはなりますけど、駄菓子ですか」
俺は、もうちょっと良いものを期待していただけに少し残念な気持ちになりつつもおかずは欲しいので頂いた。まぁ駄菓子屋にいる時点で察していたけども。
「ちっちっ、ビッグカ○侮っては困るよ後輩くん!なんとビッグカ○にはスパイスが入っていてねご飯との相性はベストマッチなのだよ」
「へぇー確かに合いますね、このピリッとした感じが確かにご飯が進む味です」
「でしょー?カレーとかに入れても結構合うんだよ」
そう言って俺が旨そうに食べているのを見てドヤ顔で俺のことを見てきた。可愛い。一瞬手を止めてしまいそうになる程だ。
「御馳走様でした。咲さんこれ確かに美味しいですけど豚肉じゃないですよね?」
「そうだよ、これは魚肉で作られたものなんだ。だけどジューシーだしそんなの気にならないくらい美味しいよね」
「確かにそうっすね今めっちゃ俺共感してます、でも今日これ食べたらなのか知らないですけど、本物のカツ食べたくなってきました」
「ふふっ、どうやら後輩くんの胃袋は満足していないようだね。なら、うちに来なよ本物を御馳走してあげるよ?」
「いや、流石にそれは遠慮します」
「なぁにー先輩の誘いを断るのか!そんな奴はこうだ!」
そう言った先輩は俺の頭を掴んで豊満な膨らみの中にダイブさせた。柔らかい、ずっとこのままいたいくらいだけど、ここは室内ではなく外だ。この状態は不味い。俺はなんとか咲さんにやめるよう訴える。
「ちっょ!咲さん苦しい。後ここ公共の場です!」
「ふふっ、今この時間に下校しているのは私たちだけだから関係ないね!他の生徒に見られたくないなら家に来ると言うんだね」
無意味だった。マジでヤバイ確かにこんなところ学校の奴らにバレたら殺されかねない。俺はこの場面を切り抜けるには大人しく従うしかない。と結論付けて行きますと言おうとしたがおっぱいによって口を塞がれてしまい、酸欠になり俺は気絶してしまうのだった。
その後すぐ先輩によって起こされて、必死に謝られたけどあの感触はヤバイなまたして欲しい。
「じゃあ、俺帰りますね」
「待ちなさい!結局返事は」
俺はそそくさとこの場を離れようとしたが先輩に止められてしまった。
「いやその「もう一回してあげるよ」是非お邪魔させてもらいます」
俺は、結局おっぱいには勝てず先輩の家にお邪魔することになった。
トンカツにしても美味しいよねビッグカ○。
他に美味しい食べ方あったら教えて下さい。
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