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味の種類が多いとヤバそうなのあるよね


今日も放課後咲さんと一緒に駄菓子屋さんにいる。ここ最近毎日のように来ているので若干俺は飽きてきているので、何を買うかは咲さんに任せる事にした。


「今日は何を買いましょうかね?咲さん」


「そうだねー、毎日のようにここに来てるから目新しいものが減ってきたね」


そう言った咲さんは今日もニコニコと駄菓子を物色している。この人駄菓子見ているだけでも楽しいタイプの人なのかと俺は咲さんの新しい一面を知った。


「なら、今日は辞めときますか?」


「いや、それはなしだよ!こういう時は未知の味に挑戦してみない?」


「未知って、ここ2か月毎日のようにここに来てるのにもう知らないものなんて無いと思いますけど」


「ふふっ、後輩くん君はまだあれに手を出していないじゃない」


と言って先輩が指でとある方向を指したので、俺はそれにならいそちらを見ると、俺は、あぁ確かに手を出してないなと思った。そこにあった駄菓子は


「はい、みんな大好きうまい○です!今日はね、これの明らかな地雷臭がぷんぷんする味を買ってみない?」


「咲さん、流石に地雷は作っている会社に怒られますよ」


「気にしない気にしない、じゃあこの納豆味とか凄そうじゃない?食べた後の口臭が凄そうだよ」


「そんなこと言ったら、このシュガーラスク味なんてうまい棒のスナック菓子としての存在を否定してませんか?絶対これ甘いですよ」


「わぁ、後輩くんカー○デザインの赤いやつもあるね。でもこういう球団系ってあまり外れがない無難な味だから今回はなしだね」


「そういえば、咲さんって野球とかスポーツの番組見るんですか?」


「なんだい、急に関係のない話なんかして。まぁ可愛い後輩くんの質問だ答えてあげるよ」


そう言った先輩しょうがないなぁと言った感じの顔で俺の顔を見てくる。うぜぇけど、それでも可愛いから許せるのが咲さんなんだよなぁ。まぁうざいことに変わりわないけど


「私はスポーツ系の番組は見ないね。誰が嬉しくて日本人の消極的なプレイを見ないといけないんだ。見ているコッチがイライラする。特にサッカーとかそうだね!外国の選手は自己中心的なプレイが多いからシュートするシーンが多くて楽しいけど、日本人は確実な場面じゃないと打たないから、つまんないだよ」


「あぁ、分かります。なんかゴール付近で明らかに打てる範囲なのに打たないですもんね、外国人の人なら打つ場面でも」


「そういう訳でストレスが溜まるだけだから、私は見ないよ」


「俺もそんな感じですね、親がつけてるけど俺自身は見ないです」


「それでも広島県民は、カー○が好きだからね。興味がなくても情報が入ってくるよね、クラスの人が昨日の試合の内容話してたりして」


「これが数年前はボロクソに言われてたチームだとは思えないっすね」


そう、数年前なんて負けて当然だろみたいな雰囲気があったチームなのに今では逆に勝てて当たり前みたいな雰囲気になっている。やはり、リーグ優勝をしたのは大きかったのだろう。個人的に意見を言わせて貰えば、他球団の球場を真っ赤に染めるのやめな熱狂的なファンなのは分かるけど、他球団のファンがポツリといるの可愛そうだから。


「じゃあ、今日はカー○のやつを私は買おうかな」


「なら、俺はこのシュガーラスクにします気になりますから」


そうして俺たちは、会計を済ませて外のベンチに腰掛け封を開けた。


「これ、うまい○にある穴がないんですけど不良品ですかね」


「そういうデザインなんじゃないかな?味は大丈夫でしょ」


「それもそうですね、お先に食べますね」


がりっと俺はそいつを食べると、俺は驚いたこれはシュガーラスクそのものじゃないか!中々いけるぞ!そのまんま勢いよく俺はそれをぺろりと食べた。いやぁ、かなりのクオリティだった。


「美味しいそうに食べるじゃないか、なら私も頂こうかな」


先輩も俺が食べたのを横目で確認した後食べ始めた。先輩は反応なく普通に食べていた。俺は微妙のなのかなと思い先輩に質問した


「どうですか?」


「あぁ、なんとなく食べたことある味だったから何だったかなと思って考えてたらコメントしてなかったね。普通に美味しいよ」


「ちょっと貰ってもいいですか?俺が知っているかもしれないんで」


そう言った俺はヒョイと咲さんから残りのうまい○を拝借し食べた。


「あぁこれたこ焼き味に似てますね、確かに無難にうまいですね、あっこれ返します」


「ちょ、…それ間接キスなんだけど…」


咲さんは俺から返されたうまい○を持ったまま固まってしまった。もしや、食欲がないのだろうか?


「もしかして、もう入りません?なら俺が貰いますけど」


「いや、食べるよ!食べる!でも決心がつかなくてね」


「たかがお菓子に心構えが必要なんですか、咲さん変わってますね」


「君にだけは言われたくないなぁー、ああもう悩んでる私が馬鹿みたいじゃないか!」


そう言った先輩は、一気に残りを食べてゴミ箱にポイッと捨てて俺から顔を背けた。俺はハテ?何かしただろうかと頭を悩ませ、咲さんの耳が真っ赤に染まっているのに気づかなかった。





皆さんは何味が好きですか?作者は明太とサラダが好きです。


感想やコメントで教えていただけると嬉しいです。

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