神登場
2つ並ぶバス停ベンチの向かいには
ぺらぺらのせんべい座布団に穴の空いた林檎の木箱
木箱には 神!と描かれた三角錐の黒いアレが乗っていた。
さっきまでは無かったのに、フッシギぃー!
とりあえずここまで得た情報を元に、ざっくり仮設を立てるか、暇なんで
つまりここは、2004年頃、このなろう時空が生まれた際
なろう時空をネット上で見つけた前創造主が──
なんとなく書き初めて即投げ出した世界
「という事ね」
「おおよそ、その解釈で間違いないと思います。」
で、本来なら異世界物のお約束、神と出会い
死因を聞いて一発笑いを取った後、異能力やキーアイテムを手に──
それぞれの異世界に転生
「さぁ!戦いはこれからだ。世界を救って現世に戻っるぞー」って
「おれたたエンドですね。」
うん、それもダメな部類だと思うよ
「つまり、転生先も伝えずにエタってしまったので」
「このなにもない空間にぼくたちは取り残された、と──」
「そうなります。」
なるほどなるほど、という事は、今となっては少々アレなこの娘のウサミミは
2004年当時の前創造主の趣味って訳か──
「・・・・泣いているのですか?」
「うん。・・・なんか不憫で── 」
あー・・・たぶん俺の焦燥感の原因はアレだな──
流行りに乗ろうとスケベ心出して、腕もボキャも無いのに
異世界物に手を出したんだな──、俺の生みの親
で、待てよ。
その理論で行くと、なんでオレはウサ子の世界にリンクしたんだ?
「フハハハハハハ──!」
「ムムム!頭に直に語りかけるこの声ッ!!なにやつ!」
そう言って立ち上がり天を仰ぐ!
チラッ
「そういうの面倒くさいのでいいです。」
おやっ!!
「ゴメン、盛り上がるかと── 」
意外と淡白なのね・・・
作)「フハハ!我はこの世界に新たに着任した創造主!神であるぞ―」(CV福山
「あー・・・」
「ですね・・・。」
作) 「なにそれ、神だよ?作者様だよ?」(CV福山
「いいのかな―君たちぃ、いいのかな!」(CV福山
「私の気分次第ではその存在を消し去ることも──
「おねがいします。」
「うん、それならそれでもいいかなこの際」
作) 「あれ?・・・」(CV福山
「今回もエタりそうな気がしますので、むしろそうして頂けたると助かります。」
「そうね、冒頭から俺の一人称もぼくだの私だのオレだの一貫してないし」
「たぶん添削コメント付けられてショックのあまりエタっちゃうタイプだ」
なーんか、バカそうだもんなこの神
「(CV)とか痛すぎです。しかも若干、旬を逃しています。」
「書き終えてもいないうちからアニメ化狙っているようで寒気がします。」
「身の程をわきまえて下さい。」
容赦ないよねこの子
作)「」
あれ?静かになった。
「・・・・泣いているのですか?」
「たぶん泣かせたね」
作)「・・フ・・フハハハハ!面白い!ならばそなた達の願い、叶えようぞ!」
イッちいち鼻につくんだよなこの神──
(CV福山 止めるなよポリシー無いやつだなっ!
俺は苛立ちを拳に込めて天に突き出し叫んだ!
「なにおう!王だか神だか知らないが男だったら拳で勝負しろやー かっこ棒。」
チラッ
「うるさいです。」
「すいません良かれと思って・・・」
作)「ええい、ええい!!!黙れぇ!ならばこの世界ごと消し去ってくれるわッ!」
「ゆくぞ滅びの呪文!」
「バr──
「バルスとか書いたら制作会議だからな」「バルスとか書いたら制作会議ですね。」
あ、ハモった(喜
◆