冷酷な女王様
今回は1話完結の童話を作ってみました
僕自身まだ小説を書くのは慣れていないので
誤字脱字があると思いますが
読む方は温かい目出みていただき読み終わった
後でできれば指摘してくださったら嬉しいです
あとこのお話はThe童話です
それをふまえて読んでください
この国の女王様はとても冷酷だ
女王様の散歩中に、目の前を横切ったら子供でも容赦なくその場で死刑にする
国の会議で女王様の意見に
少しでも反論したら死刑にする
ご飯がまずければ作った料理人を死刑にする
どんな些細なことでも射殺するのだ
昔の女王様はとても優しかった
どんなことがあっても
死刑にするようなことはなかった
目の前を横切っても怒ることなく
ニコニコしながら挨拶かえしてくれた
どんなにまずい料理でも美味しいといってたべた
国の会議で反論しても
その意見をききそのうえで
さらに良い意見をかんがえた
困った人がいれば迷いなく助けた
親がいない子供達のために孤児院までたてた
国民も兵士もそんな女王様が大好きだった
しかし、ある日を境に人が変わったようになった
それは、息子がなくなった時だった
女王様は子供がなかなかできなくて困っていた
それでも諦めず子作りに励んでいた
それが功を成したのか女王様はとうとう妊娠をすることができた
そして、何事もなく出産し、王子様が生まれた
その後、王子様はすくすくとそだっていった
女王様も兵士も国民もみんな幸せだった
しかし、そんな幸せを嘲笑うかのように
ある事件が起きた
王子様はいつものように木の頂上に登って遊んでいた
遊び疲れた王子様は城に帰ろうと思い
木から降りようとした
その時、王子様は足を滑らせてしまった
一瞬のことだった
王子は即死だった
周りの人間は誰もたすけられなかった
女王様は王子様が死んだことを知った
女王様はとても悲しんだ
それからだった女王様が変わったのは...
まず、女王様は言葉遣いが冷淡になり
性格が冷酷になった
手始めに王子が木から滑り落ちてきたのを
たすけられなかった人間を全員死刑にした。
その死刑に反対したものも死刑にした
もう、あの頃の優しい女王様はいなくいった
国民や兵士たちは、前の女王様に戻って欲しかった
だから、我慢をした
しかし、女王様の行為は過激化していく一方だった
そんな女王様に耐えられなくなった国民達は
反乱を起こした
まず、国民達は家々にある武器を持ち
女王のいる城にむかった
そして、城の門の目の前につくと
皆が女王様の名を叫び呼んだ
当然女王様はでてこない
そのかわり女王様を守ろうとする
兵士達がでてきた
国民達は兵士達と戦った
国民達は勝てないことをわかっていても戦った
案の定戦いはすぐにおわった
国民と兵士では武器のレベルが違うのだ
この戦いで国民の大半が死んだ
兵士も結構な数死んだ
しかし、女王様は勇敢にも自分のために戦った
兵士達に褒美を与えるどころか
逆に国民をちゃんと見張ってなかったとして大半を死刑に命じた
さすがの兵士達もこれには不満を爆発させ
ある兵士がとうとう城に火をつけた
火はすぐに燃え移り
城はたちまち燃え盛った
女王様は燃え盛る火で部屋に閉じ込められてしまった
誰か私を助けなさい
誰か私を助けなさい
誰か私を助けなさい
何度も何度も叫んだ女王様
しかし、女王様を助けに来る者はいなかった
それから火は部屋の中まで侵食し
女王様の近くまで迫っていた
女王様はとうとう死ぬ覚悟を決めた
これでやっと息子に会えるのか
それが最後の言葉になり女王様の命の灯火は消えた
目が覚めた
あたりは漆黒の闇に包まれており
目の前には大きなどす黒い色をした門があった
女王様は悟った
ここが地獄という世界の入り口だと
どこからか声がした
お前は人を殺しすぎた罪は重い
地獄のそこで反省するがよい
この声が聞こえ終わると
女王様は息子に合わせてと叫んだ
しかしその声は虚しく
目の前の門が開き
女王様は門の中に吸い込まれていった
その門に吐き出された場所はあたり一面
血に染まった湖だった
女王様はこの湖に落とされた
熱かった息ができなくて苦しかった
しかし、叫ぶことはできなかった
それから何年経っただろうか
もう女王様は自分が何者すらもわからない
状況になっていた
母上
突如声が聞こえた誰か思い出せない
しかし、大事な人ということはわかっている
母上...
何故かわからないがこの無限に続く痛みの中
悲しみの涙が頬をつたっていった
思い出した
その声は紛れもない自分息子の声だった
そのことに気づいた瞬間血の湖は眩く光出した
そして女王様はその光の中に呑み込まれていった
光が輝きを失うとあたりは草原になっていた
ふと声がした
母上、お久しぶりです
声がする方を向くとそこには少年がいた
女王様はすぐにわかった
その少年が自分の愛する息子だということを
女王様は泣きながら息子に抱きついた
息子もまた女王様に抱きついた
女王様は今まで1番幸せな時間と思った
だか、その幸せな時間も長くは続かなかった
息子はいう
母上は長い間地獄に落ちていて
ようやくいまその罪が許されたのです
罪が許されたことによって
母上は新たな生命へと生まれ変わるのです
僕はもう新たな生命として生まれ変わり
新たな人生を送っています
今の僕は前世の残留思念体でしかありません
最後に母上を見送るために神様に頼んで
残留思念体を残してもらったのです
さぁ、母上新たな生命へと生まれ変わりましょう
女王様は嫌だった
無限にこの時間か続いて欲しいと思った
しかし、そんなことを考えてるのもつかの間
女王様の身体は光り始めた
それから足から順に身体が薄く消えていった
そして最後に息子は
今までありがとう母上
と涙ながらに女王様に言った
女王様も涙ながらに
ありがとう
身体が消えかかる中女王様は思った
息子の元へ生まれてまた一緒に生活が送りたいと
そして女王様は新たな生命へと生まれかわっていった
最後まで読んでいただきありがとうございました
また新たに童話も作ってみようと思うので
完成した時は読んでいただければなと思います
それでは皆さんさようなら