7話
日が変わりました
1時間登校はここらで終わりにします
次からは堅実に少しずつ投稿して以降と思います
救いの手はとてもゴツゴツして、大きな手だった。
手の元を辿っていくと、そこにいたのは源八だった。
「元気だせ。九宇がこんなこと言うのは昔からだろう。俺はお前は、……そのなんだ、いいやつだし。すごいやつだと思ってるぞ」
「源八……」
確かに、源八の言葉には感動した。
だが、だがだ。
頬を赤くしながら言うなよ!
言ってて恥ずかしいのはわかるけどさ。
この場面だと、違う解釈で取られちゃうかもしれないだろう!
「おい!無視するんじゃねぇ!」
「あ、忘れてた……」
すっかり、人相の悪い男のことが頭から抜けてた。
「……兄様」
「九宇!?そんな目で兄を見るんじゃない」
九宇が憐れんだ目で俺を見てきた。
兄に対する尊敬がない。
「昔は、兄様、兄様と可愛かったのに……どうしてこうなった!!」
「兄ちゃん少し落ち着こう。あっちの……えっと、モブオ先輩がこっち睨んでるから」
辜月が指差した方を見ると確かにこちらを睨んでいた。
しかも、何故か睨む対象が俺なんだが……。
なんで?俺なんかした?
「おい、そこのゴミ男」
人相が悪く、ついでに機嫌も悪い男がこちらの方を指差してそう言ってきた。
人を指差すなって言われなかったのか?
まあそれはさておき、……さて誰のことだろうか?
俺の方を向いてるけどもしかしたら隣の辜月かも……っていねぇし。
じゃあ、まさか後ろにいる源八か?
そう思い振り返ると、源八の姿はなかった。
それだけでなくあいつが指差している方向に俺以外の人の姿はなかった。
まるで、何かの道のようにまっすぐ人がいない。
試しに、自分のことを指差してみると、モブオ君は頷いた。
「何のようですか?」
一応知らない人で、年上か同学年なので敬語を使う。
「俺のこと散々無視しやがって。何様のつもりだ?あぁん?」
いや、それはこっちの台詞なんですけど。
なんで、勝手に話しかけられて、なんできれられなきゃいけないんだよ?
「それで、何の用なんですか?」
「あぁん?そんなの決まってるだろう?」
モブオ君がニヤニヤしながらそう言ってくる。
いや、全くわからんよ。
何語?
ま、まさか、……巷で有名なあの伝説の─。
っていうのは冗談だが、多分言いたいことはわかる。
「要は、あんたは俺と勝負をしたいと?」
「いんや、違う」
な、なんだってー!?
したり顔で言った俺めっちゃはずいんですけどーー!
どうしてくれる!
そう心で叫び(八つ当たり)、睨む。
「俺様が、お前と勝負してやるんだ!」
「…………」
な、なんもいえねー。
こいつ、あれだわ。
アホだわ。
なんか、急に馬鹿らしくなってきた。
戦うのも面倒だしやめよ。
「あ、そっすか。んじゃ、さようなら」
「うぅん?何?逃げるの?逃げちゃうの?うっわー格好悪!」
「はいはい、そうですねー」
俺はもうこんなアホと付き合ってるも時間の無駄なので、さっさと家に向かって歩き出す。
「プギャー、マジで逃げやがった。軟弱だなー。マジでビビりだわ。わははは。あいつ帰ったらママに言ってもらうんだろうな、偉かったねーってか?わははは」
俺の足が止まる。
「お?どうした?ママがバカにされて怒ったのか?はははは、どうせあれだろ?お前の母ちゃんもビビりのゴミなんだろうな?男にヘコヘコす─」
「黙れよ」
そんな大声でもない声での言葉だったが、外なのによく響いた。
なんぼなんでも、こいつはやりすぎた。
「なんだよ?やる気になったんでちゅか?マザコンの僕ちゃん?」
「まあ、お義母さんも、母さんも大切なのはその通りだ」
「マザコン認めるとか、マジでキメェーー!」
「はぁ、一回その口閉じとけ。いいか、お前に一回だけチャンスをやるよ」
「はぁ?チャンスだぁ?何ほざいてるんだ?」
「だから、一回だけお前と戦ってやるって言ったんだ」
正直、本当なら時間の無駄なのだが、こいつが俺の親をバカにした時から俺の中で無駄ではなくなった。
「っーーーー!調子くれてんじゃねぇーよ!」
「ほら、お前得意なんだろう?戦いで盗るのが?」
「その余裕を後で、後悔させてやるよ」
モブオがそう言った後、俺の手に一枚の羊皮紙のような紙が現れた。
そう、契約書だ。
やっと、戦闘に入ります
実を言うと……戦闘の描写とか苦手なんですよね
まず、戦闘の経験とかけんかレベルでしかしたことないので、詳しく知らないですし……
でも、頑張りたいと思います
下手すぎたら、アドバイスなんかをもらえるとうれしいですし、これからの糧になると思いますのでどんどんお願いします
その他、誤字・脱字ありましたら言ってください