勇気と素直さ。
「俺はお前が好き。付き合って。」
「嫌だ。」
あいつは小学校の時からの友達。
そして私はなつみ。
今私たちは高校生。
小学校に一回告られて、中学生になってまた告られ。
今年高校生になり告られたのだ。
もう別に驚かない。
それこそ小学校の時は驚いたけれど。
私は特に友達が多いわけでもない。
ほとんど一人でいる。
まあ小学校の時はもっと社交的であったが。
友達といるのが疲れてきて次第に孤立していくようになった。
まあそんなわけで男友達なんてほとんどいなかった。
例外のやつはいるけど。
そうあいつが例外の男友達。
私は本当にあいつに弱い。
なんでだかはいまいち分からない。
ほかのやつに嫌いと言われても特になんとも思わないが
あいつに言われると結構気づつく。
「なんでいっつもいっつも嫌だっていうんだし??俺はお前と付き合いたいのに。」
と言ってすねて帰って行った。
嬉しくないわけじゃないけど。
別に珍しいことじゃないから気にしなかった。
次の日普通に話しかけてくれると思ってたけど違かった。
すれ違ったのに話しかけてくれなかった。
嘘だ嘘だ。
そんなの無理。
あいついなかったら私はどうすることもできないよ。
何があっても守ってくれるのはあいつだけ。
でも私は何もしてあげられなくて。
寂しいよ、悲しいよ。
あいつは友達いっぱいで。
明るくて性格よくて。
私と本当に真逆で。
いっそこのまま距離置いた方がいいのかなっておもったけど
でもそんなの私にはダメで。
そんなんで一週間くらいたった。
どうしよう。
戻れなくなったら。
不登校になるの?
怖い怖い。
学校なんて行きたくなくなるよ。
その日の夜。
いろいろ考えてたら泣きたくなって
泣いてたらいつの間にか寝てしまった。
その朝絶対今日は仲直りするって決めた。
朝学校行くとき何を言うか考えてた。
朝から見つけた。
だけど周りには友達がいっぱいいて。
帰りしかないかなって思った。
部活なんて集中できなかった...。
そして部活が終わった。
あいつは体育系の部活だから体育館の前で待ってた。
部活が終わってあいつが見えた。
私は人があんまいないほうで待ってたらこっちに来てくれた。
勇気振り絞って言ったの。
「ごめんね。よく考えたら私君がいないとだめで。
なのに、何にもできなくて。でもね、本当はね本当はね
君が...大好きです。ずっとずっと前から。」
途切れ途切れで聞き取りにくかったと思う。
「バカ...。やっと心開いたな。俺も前からずっと好きだった。
そしてこれからもずっと好き、大好き。」
本当に本当にうれしかった。
そして素直にならなきゃなあって思った。
「よーしっ、一緒に帰ろう。」
やっと素直になれた。
それから今まで以上に高校生活を心の底から楽しめる気がした。
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読んで下さりありがとうございます!!!
実話をもとに書きました。
といってもだ私中学生ですが。笑
評価とかしてくれたら嬉しいです*
ありがとうございます!!