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陰陽師物語  作者: 睦月火蓮
玖幕
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平穏な日々

「…ん?道陰?それに…神支寺と神道?」


25日間…約一ヶ月ぶりの月影光夜学園。

久々に三人揃っての登校をした。寮通いの俺としては神社が通学路の途中にあってよかったと思う。


陽矢「よ。相変わらずサッカー部は早い登校みたいだな」


校庭の前で別のクラスだが同級生の赤火(セキカ)とあった。

一年の時にお互い公欠の時にノートとか見せ合ってたような仲だったから今でもそれなりの交流はある。

どうやら朝練は終わった後らしい。


赤火「…。…道陰、お前何か変わったな」


陽矢「そうか?」


…あ。何か違和感を感じたと思ったのは、「道陰」って呼ばれたからか。


陽矢「なぁ赤火。俺、色々あって苗字変わった」


赤火「…え?」


夜月「全く…先に行くなと言っただろう」


桃芽「元気ですわね…」


朝美「そうか?」


綺羅「久々だから張り切っちゃった」


姉ちゃんと桃芽。どうやら二人もここに通っているらしい。(どうやら夜桜もらしいいが、暦は編入生として通うらしく、二人とも先に行ったとか)。

俺が知らなかったのは、一年の時は三年との交流があまりなく、今は高等部だったからさらにない。

部活も違う(夜月は剣道部、桃芽は茶道部兼任で朝美と美術部、綺羅は陸上部)。


「皆はやいねー」


陽矢「…」


赤火「…え?」


陽矢「陰陽寺 陽炎。俺の『双子の弟』」



──陽炎を人間として迎え入れたい。



あの日、俺が願ったこと。

俺との違いは、俺が頭にバンダナを巻いているのに対して、陽炎は勿忘草の小さな髪飾りを付けている。

あと、口調も違う。


陽炎「えっと。うん。はじめまして、僕は陽炎」


赤火「お、おう。よろしく。…なんか道陰が天然になったみたいだな」


陽矢「おいそりゃどういう意味だ」
















どうやら朝美へのイジメは、あの日姉ちゃんがあの二人を懲らしめたお陰でなくなったらしい。(そりゃ誰でもビビるって)


朝美「陽矢」


陽矢「ん?」


朝美「…ありがと、捜しに来てくれて。私は夢で見てたから、陽矢がどれだけ頑張ったのか知ってる。…嬉しかった。陽矢だから、私は嬉しかった」


陽矢「…。…あ、お、おう…」



綺羅「なーに二人でイチャついてるのかな~?」


陽矢「うわあっ!?き、綺羅!?」


朝美「い、いつのまに…!?」


陽炎「『いちゃつく』って、なぁに?」


夜桜「それは」


桃芽「やめなさい彼は純粋なまま…」


夜月「…暦。お互いの弟妹のことについて後で話しをしよう」


暦「そだな」


陽矢「え、ちょ、姉ちゃん…?」


朝美「兄ちゃんまで何を…?」


平和、といえばそうだ。

本当の自分を思い出せて、陽炎も…こうして俺達と同じように暮らしている。


俺は…この平穏な日々を、生きていく。

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