白虎
オオヤマ「それでは、任せたぞ。…『百』の執行者達」
夜桜「気をつけてね、皆」
オオヤマさん、夜桜。二人に見送られながら俺達は白虎の祠に向かった。
祠内は、他の神様の所にあった特徴が見られない。
レキ『大地を司る神サマか。どんな戦術をしてくるのやら…』
陽矢「いやアンタ戦わないだろ」
レキ『いやいやいや…。この体になるとな、お前の肩にしがみ付かないといけなくなってな。落ちた瞬間即ペチャッなんて嫌だからな』
まぁ、それもそうか。
ていうか本来の姿のレキってどんなんだったんだか。
夜「…。…あ、見えてきましたね」
相変わらず、謎の空間に案内されたわけだ…。
周りを見ると、高い岩や山に囲まれている。そこに、何処からともなく現れた。
白虎が、高い岩の上に。
白虎『貴様ラガ妾ノ境界内デ悪サシテイル者カエ?』
陽矢「違うな。俺は『百』の渾名を持つ執行者だ」
白虎「カカッ。執行者カ、ナラ…妾ヲ捕エテミヨ!」
そこから飛び降り、俺の前に立つ。
俺は真っ直ぐ十六夜を向け、執行の言葉を宣言する。
陽矢「我こそは、浮世に遍く妖魔を退治す命を授かりし者。退魔の執行者──『百』の名に於いて、汝に取り憑きし魔を打ち払わん」




