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陰陽師物語  作者: 睦月火蓮
肆幕
25/61

次なる土地へ

森北村に戻り、ヤツヒメさんに話した。


ヤツヒメ「…そうか。お主はやはり…」


陽矢「やはり?」


ヤツヒメ「どこかで見たような面をしておると思っておったが、そういうことか。

 やはり、お主はこの土地の者だったのじゃな」


扇子で口元を隠しながら、納得したみたいに言う。


ヤツヒメ「そうじゃな…。『四神の君主に導かれし者。玄武より力授かり、最後の神への道が開かれるであろう』。…次に向かうのは、西地(サイチ)村じゃ」


レキ『いよいよ四神のうち最後の神サマだ。気ィ抜くんじゃねえぞ』


陽矢「分かってるさ」


ヤツヒメ「…これを授けよう。『翠葉(スイハ)玉』じゃ」


翠葉玉を受け取り、俺達は北森村を出た。


北森村を出て、西地村に続く道を歩いていると、人に出会った。

虚無僧だ。


「…お前が『百』の執行者か」


陽矢「…?」


「気をつけろ。この先、何が待っているか分からない。何があっても惑わされるな」


それだけ告げると、虚無僧は去って行った。


陽矢「…何だ、今の…」


「あいったたた…ぼ、僕の衣装ー」


陽矢「…ん?」


横を見ると、いつぞやの人がいた。


桃芽「…兄様…こんな所で何をしているのです」


夜桜「あ…。…えーっと、うん。はい」


桃芽「何を口籠っているのです…。ちゃんと正直に申してくださいな」


夜桜「えーっとその…ね、あの…


──まだ火葬されたくなぁあああああいいっ!!!!」


桃芽「はい?あ、ちょっと兄様!?」


何故か謎の叫びをしながらダッシュでどこかに去って行った。

…ていうか、さっきの虚無僧と同じ方向に向かったな。


レキ『何やってるんだアイツ…』


夜「…さ、さぁ…」


夜月「昔から何してると言えば、基本桃芽の観察だからな」


陽矢「キメェ」


そんな兄ヤダなー。


桃芽「まったく何がしたいのでしょうかあのバカ兄は…」


夜月「そう言ってやるな、桃芽。夜桜なりにお前のことが心配なのだろう」




──あにさまぁあああっ!!いい加減にしてくださいと言ってるでしょうが!!


──そう言ってやるな。…ほら、___も怯え──




陽矢「…」


あれ。おかしいな…


桃芽「ですが夜月、そうは言ってもですね…」


夜月「…陽矢。何を驚いたような顔をしているんだ」


陽矢「…」


…俺、「道陰陽矢」だったけ…。


陽矢「本当の名前(・ ・ ・ ・ ・)…なんだっけ…。」

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