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陰陽師物語  作者: 睦月火蓮
参幕
17/61

初戦闘

夜「来ますよ!」


夜がそう叫ぶとほぼ移動時に朱雀が向かってくる。

俺を抱きかかえながら夜月、桃芽、夜は朱雀の突進を、櫓から飛び降りて避ける。

つーか熱っ!?熱風じゃねえかよ!


レキ『陽矢、巫月夜を出し──うわぁ危ねっ!?』


夜月「!」


陽矢「なっ…!? うわあっ!」


突然、俺と夜月のいた場所の地面が燃え上がる。

かと思うと、二人バラバラの方向に吹き飛ばされた。

俺はまた、櫓の上に戻されて。


レキ『うへぇ…目が回る…』


陽矢「あんの野郎…!」


と、顔を上げると…


朱雀『ナンダ?口ダケハ達者ノヨウダナ』


目の前に、奴がいた。


夜月「陽矢!」


朱雀の熱気がすぐ近くまで感じる…。

このままじゃ…。














































──諦めるな、陽矢。



陽矢「…?」



──お前なら、朱雀様を助けることが出来るはずだ。



声が聞こえてきた。

何処かで聞いたような…強く、優しい…まるで──



──思い出せ、『父』の教えを。お前なら、どう乗り越えるか分かっている筈だ。



陽矢「…」


朱雀『コレデ、終ワリニシテヤロウ!』


朱雀の口から火の粉が見える。

…どうして俺はこんなにも落ち着いてるんだろうか。


レキ『お、おい陽矢!…!?』


陽矢「…」


俺は、顔の前で手を…『印を結んだ』。


陽矢「四神の力授かりし退魔の笛・巫月夜よ、今こそ真の姿、神器・十六夜を…退魔の執行者の前に表せ!」


勝手に俺の懐から笛が出てくると、俺の目の前に浮き…刀・十六夜へと変わった。


朱雀『何ッ!?貴様マサカ──』


陽矢「東に鎮座し清水司る青龍よ。汝の力を十六夜に宿せ!」


十六夜の刃が銀色から、青みを帯びる。

…自然とどう扱えば良いのか分かる。

軽く目の前で振るうと、刀を振った軌道に水が現れて消えた。


陽矢「…これが、青龍様の力か」


大きく息を吸い込み、朱雀に向って宣言する。


陽矢「『我こそは、現世(ウキヨ)に遍く妖魔を退治す命を授かりし者。退魔の執行者の名に於いて、汝に取り憑きし魔を打ち払わん』」


レキ『陽矢…お前…』


朱雀『クッ…』


陽矢「こっからは正々堂々と俺が相手してやる。覚悟しておけ」


刀を縦に振ると、朱雀に向って四方から水柱が伸びる。

…有難い力だな本当。流石は水の神様ってことか…。


朱雀『フン!幾ラ我ノ所ニ来ヨウト、此処マデ──』


陽矢「どうだろうな?」


微かに浮かぶ記憶の断片。

誰かの膝に座って、古い書物を読み聞かせてもらっていた…。


陽矢「宝刀・十六夜ってのは、別名『夢写(ユメウツシ)』。執行者の思う武器へ自在に変化させられんだよ」


そういった直後、日本刀から弓矢へと変わる。青い光を放つ矢を、真っ直ぐ朱雀に向ける。


陽矢「まさか…『こうも俺の意図が分かる』なんて、思いもしなかったな」
































夜月「──『神動封』!」


朱雀『何ッ?…!?』


水柱の一つから、俺をサポートする陰陽師が現れた。

さっきまであんなに動き回っていた朱雀の動きが、空中で静止する。

水柱が消え、夜月が櫓に降り立つ。


陽矢「アンタも残念だったな──最初の退治の対称な上、俺の得意分野で倒されるんだからよ」


俺は焦点を合わせ、矢を放った。

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