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第三話 『バレット M99』

今回はバレット・ファイアーアームズ社製対物狙撃銃「M99」の紹介です。

独の部屋



オルゴイ

「で?」


ヴァン

「いきなりな始まり方だね!?」


オルゴイ

「いや、目の前にドドーンとM99置かれても反応の仕方に困るんだけど?」


「もっと他にも反応の仕方ってものがあるだろうに。」


オルゴイ

「いやしかし、デカいな、おい。」


「当たり前だ。対物狙撃銃だぞ?」


オルゴイ

「つか何これ。俺の指より太いぞ、この銃弾。」


ヴァン

「まぁ12.7㎜NATO弾だし。」


「M61とかGAU-8はもっとぶっといの使うしね。」


ヴァン

「20㎜機関砲弾とか30㎜機関砲弾だよね。

アタシの持ってるタイフーンに搭載されてた機関砲BK-27も、その名の通り27㎜機関砲弾使ってたし。」


オルゴイ

「50口径弾か…

……イラク戦争じゃ長距離狙撃に使われたって聞くけど、こんなん食らったら痛みを感じる前に体がバラバラになりそうだな。」


「12.7㎜弾は直撃すれば人間が上下に分割されるって話だ。

兵士でもないオレ達が食らうことはまず無いだろうが、食らいたくないな。」


オルゴイ

「全くだ。」


ヴァン

(………言えない……さすがに

20㎜機関砲で敵兵射殺したことがあるなんて絶対言えない………)


オルゴイ

「んで、こいつはブルパップ方式に加えて弾倉持たない単発式で、射撃する度に手動で薬室に弾丸を突っ込むわけ?」


「そうなるな。」


オルゴイ

「接近戦になる前に片を付ける狙撃銃だから、装填速度は問題にならないんだろうな。」


ヴァン

「っていうか、何よ この散布界。

900m先での着弾範囲が10㎝って。」


「それだけ精度が高いってことだろ。

狙撃銃なんだし。」


オルゴイ

「原型銃の原型銃に簡略化を重ね続けたら精度が上昇したって……」


ヴァン

「そりゃ機能が単純ならその分精度が増すんじゃない?

ほら、オートマチックライフルよりボルトアクションライフルの方が命中率はいいって言うし。」


「っつーかこの開発元、M82A1の成功で勢い付けて次々と50口径ライフルを世に送り出してきたよな。」


オルゴイ

「それだけ需要があるってことだよ。

実際日本の陸上自衛隊だって、このM99の原型銃でM82A1の小型軽量化してブルパップ化したM95SPとかいう型式の銃が“対物狙撃銃”の名称で採用されるとの情報が流れてるらしい。

ウソかホントか知らないけどな。」


ヴァン

「ふーん。」


オルゴイ

「ウソかホントかよくわからん信憑性の低い情報より、実際使ってみてどうよ、独?」


「ま、軽量化したとはいってもやっぱり対物狙撃銃だけあって重いのは確かなんだが、それのおかげで大分反動が軽減されてるのは事実だな。

ほれ、動画サイトなんかにも投稿されてるとおり若い日本人女性が普通にぶっ放してる動画がたまにあるだろ?」


ヴァン

「あー、確かに。

あれだけにてると結構簡単そうにぶっ放してるよね。」


オルゴイ

「そのうちの一人はなんと日本の現役大学生で、銃を取り扱う為の免許も合法的に所持しているらしい。しかもバイト先はメイド喫茶。」


ヴァン

「メイド服と機関銃ならぬ“メイド服と対物狙撃銃”ってわけ?」


「どこぞのゲームのタイトルかよ。

そういえば聞き齧った情報だと、ゲーム内ではばっちり対物狙撃銃も使えるらしいな。」


オルゴイ

「マジでか。」


「ウィキペディアの当該項目参照だ。」


オルゴイ

「ゲームだからってやりたい放題だな。」


ヴァン

「いいじゃない、フィクションなんだし。」


オルゴイ

「まぁな。」


「しかし、さすがに対物狙撃銃だけあって、分解(バラ)しても嵩張って携行するには向かない装備だからな。」


ヴァン

「それは仕方ないよ。

でもその嵩高いおかげで今まで50口径の銃が犯罪に使われたことはないんでしょ?」


オルゴイ

「あぁ。

実際バレット社もそんなこと言ってるしな。

使うのは軍や警察なんかの公的機関のみだ。

12.7㎜弾も単価が高いし。」


「それで、今後コイツが登場する機会は?」


オルゴイ

「………………」


ヴァン

「目を逸らすなよ。」


「今のところ、機会は無い、と。」


オルゴイ

「…まぁ、そんなところだ。」


「まぁ仕方ないだろうさ。

もともと拳銃が大部分を占めているわけで――」


ヴァン

「あれ、今オルゴイが話を進めている辺りだと独が第四章辺りで89s――」


オルゴイ&独

「「だからネタバレやめぃ!」」


ヴァン

「むぐぐぐぐぐー!?」


オルゴイ

「さて、今日はこの辺りにしておこうか。

一応紹介できそうな部分は紹介したし。」


「結局あいつはオチ担当なのか?」


オルゴイ

「知らんよ。

それではまた次回。」

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