表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/88

王妃3



3人でしばらく抱きしめあった。

互いが互いをいやすように、励ますように、守るように、支えるように。


しばらくして王妃が口を開いた。それと同時に3人の腕がほどける。


「アレクサは・・・今は使い物にならないわね」



(アレクサ)は、ルイを抱きながら点を見上げ、「ルイ、る、い、わたしの、せい・・・」とつぶやき続けていた。

焦点は合わず、自我を保てていない。


「これからの指揮は私が取ります」


王妃は入口の前にいるミーナに指示を出す。


「ミーナ、ドアの前にいるわね」


「はい」


「早急の案件と伝え、宰相と王弟殿下をよんできて。あと、エル公爵とその息女フルールを王宮に来るよう早馬を出してちょうだい」


「かしこまりました」


ミーナの足音が遠ざかっていく。


「ロナルド、カイル、ルイをそこのベットに寝かしてあげて。」


ロナルドとカイルは王の手からルイを持ち上げようとする。

王は抵抗もしめさず、2人でルイを運んだ。

王は腕をだらんとさげ、茫然自失状態であることには変わりがない。


ルイをきれいにベットに寝かせてあげる。

顔は微笑んでおり、亡くなっているなんて嘘のようだ。

衣服についた血まで美しい模様のようにみえ、ルイ自体が芸術品のようだ。

しかし、何度確認しても、息はしておらず、脈はなく、体は冷たい。



トントントン

「王妃様、遅れて申し訳ありません。サミュエルです」


「宰相だけ入って。ミーナ、悪いんだけれどまだ入り口の前で待っていてくれる?」


「かしこまりました」




ガチャ


ドアが開けられた。



しばらくたち、王弟が到着する。

「試験が終わったんだろ。早急の用事とはなんなんだい。ミーナちゃん。」


「私にはわかりかねます。申し訳ありません」


王弟も入室し、


バタン


とドアが占められた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ