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試練終了
2人は王宮へ戻された。
「試験終了だ」
王が目の前にいた。
「花は?」
「花はロナルド様がお取りになりました。」
カイルがすかさず答える。
「それではお前は試練に失敗し、願いは聞き入れることはできないな」
「その願いは私がかなえます」
今度はロナルドがこたえた。
「そんなことより、父上、兄上が!」
トントントン
「近衛騎士団長ヒューバートです。緊急の案件のため、よろしいでしょうか」
扉の向こうより入室希望の声が聞こえた。
「入れ」
近衛騎士団長が部屋に入室した。
「大変申し訳ありません。ルイ王子殿下が自室におらず、王宮内を探しましたが見つからないと報告があり、至急参りました。」
「なに?」
「父上、兄上は氷山にいるんです!」
ロナルドが口を開いた。
「は?どういうことだ?」
「氷の矢に貫かれ、とても危険な状態です。今すぐ救援をお願いします!」
「・・・あそこは試練の時しか入れないはずだ。なぜ、ルイが・・・」
「分かりません。でも、早くいかないと兄上が死んでしまいます!出血量が多いのです!」
その時、まばゆい光が部屋中に広がった。




