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試練16
ひょこひょこっと二人であるいていく。
「もう少しだ。前回来たことがある。あそこを左だ」
左に曲がると、氷でできた宮殿のような場所があった。
氷壁でとじられたそこは、キラキラと輝いて見えた。
通るには瞳が鍵になる。
氷壁の手前に水晶のような球をみつけた。
「カイル、それの中心をみつめろ」
「分かりました」
2人の琥珀色の瞳が水晶に写る。
するとそれ自体が琥珀色に輝き、ガガガと音を鳴らしながら氷壁が開いていく。
中に入ると、小丘があった。
そこには、白い美しい花が2輪咲いていた。
「見つけた・・・」
2人は近付こうと足をすすめた。
「危ない!!」
どんと押され、2人は前に転んだ。
「いった・・・」
「何が・・・えっ・・・?」
第一王子が氷の矢に貫かれ倒れていた。




