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試練10
ロナルドは、カイルを尾行していた。
ずるいと分かりながらも、今はそれが最善だと自分に言い聞かせる。
カイルが手当てをしているところをみつけた。
(あいつ怪我していたのか・・・フン、俺には関係がないことだ)
しばらくすると、カイルが梯子を見つけた。
壊れることもなく、カイルは登っていった。
(よし、俺も・・・)
まねっこだ~、かっこわるいね~
(そんなこと俺が一番わかってるんだよっ!)
ロナルドも梯子を上りきる。
周囲をきょろきょろと見回す。
前回と若干の違いはありそうだが、根本的には同じように感じる。
「!あそこだ・・・」
1年前寸前でたどり着けなかった場所、
失敗してから今日まで忘れもしなかった場所
カイルより先につかなくてはっ
焦る気持ちを抑えつつ、歩みを進めた。




