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試練9
ズキズキと左足首が痛む。
カイルは階段が崩れ落ちた時着地に失敗し、ひねっていた。
その後、ロナルドを助けた時、さらに悪化したようだ。
床に座り、持ってきていた布を破り足首をきつく巻きつける。
(フルール様の護衛たるものが、怪我をするとは情けない・・・。)
あの人怪我してるよ~、くすくすくす
相変らず妖精たちはからかってくる。
しばらく歩いていると、氷の梯子を見つけた。
螺旋階段の時のように、上が見えないわけではない。
これなら急に崩れても問題なさそうだ。
慎重に足をかけ一段一段登っていく。
壊れる様子はない。
「よっと」
無事に上りきることができた。
よかったね~、くすくす、あったり~おめでとう~
妖精たちの声が聞こえる。
この声が本当に正しいのかどうかはわからないが、上にあがれたことはゴールに近づく第一歩だ。
2階も氷の迷路がかわらず続いているが、奥の方にほんのりと輝いて見える場所があることに気付いた。
「よし、あそこを目指すか」
再び歩み始めた。




