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試練6
ロナルドは薄暗そうな場所に向かって、氷の迷路を進んでいく。
くすくすくすと笑い声は一向に絶えず、
「うるさいっ」と、つい怒鳴ってしまう。
おこってるね、いらいらしてるね、面白いね、と馬鹿にしたようなささやきがきこえイライラを増幅させる。
その時、向こうに橋のようなものが見えた。
急ぎ近づくと崖があり、谷底に水流がみえた。ここを渡るためには、氷の橋が架かっており、これを渡る必要がある。
この橋が妖精のいたずらなのか、本物なのかはやってみないと分からない。
流れははやく、落ちたらひとたまりもないだろう。
意を決して、橋を渡る。念のため、命綱として金具を付けたロープを向こう岸へ投げ地面にひっかけておく。
一歩また一歩進み、まもなく渡りきろうとしたとき、
あははは、ゲラゲラと笑う声が耳に響いた。そして、それと同時に、橋にひびが入った。
一瞬にして橋が砕け散る。
壊れる前に渡りきろうとするも間に合わず、ロープのおかげで間一髪水流に流されることは防げた。
ロープを手繰り寄せ崖を登る。
ねえあれ切っちゃう?いいねそれ、などと残酷な妖精たちの声が聞こえる。
「やめろっ、ふざけるな!」
叫びながら急いで登ろうとしたとき、
俺たちに命令するな、と冷たい声が響いた。
そして、残酷にもチョキンと
ロープが切られた音がした。




