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試練4
「やはり昨年とは場所が異なるか・・・」
ロナルドは2階への階段を探していた。予想はしていたが、前回のルートで進んでみるも、階段はそこにはなかった。
くすくすとくすくすとささやく声が聞こえ、舌打ちをする。
何としても先に花を見つけなければと気持ちが焦る。
前回は上の階に上るのに戸惑い、やっと花のある場所を氷の壁の向こうに見つけたのに、たどり着けなかった。
時間が来ると、外に戻されてしまうのだ。そして、入り口も消えてしまう。
り、分かってはいるのに妖精の言葉を信じてすすみ迷ったりと散々だった。そして、周囲より何となく暗くなっている場所に隠されているような場所にあった階段にやっと着いたのだ。
今回もより薄暗そうな場所を探す。
「・・・あそこがあやしいか」
王族には成功者による迷路について記された書物も存在する。
昨年の失敗も糧にし、書物も読み込み1年間研究してきた。
「カイルには絶対に負けないっ」
目指す場所を定め、足を進める。




