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試練3
洞窟の入口に立つと、唖然とした。
想像とは全く異なり、中は薄暗い氷の迷路のようだった。2階、3階もあるのだろうか、わずかな光で何重にも氷がほんのり輝いて見える。
慎重に少しずつ歩いてみると、行き止まりやが崖に通じる道もあった。
(カイル~)
フルールの声が聞こえたような気がしたが、ここには妖精がいて、惑わすと聞かされているため気を引き締める。
惑わされた結果、過去には死者も出ている。
右だよ、左だよ、右だって・・・とささやく声が耳に届いてくる。
迷路を抜け、一番上中央に花が咲いているはずだ。
まずは2階に上がれる場所を探す必要がある。
目を細めよく観察すると、階段のような形の場所が見えた。
まずは、あそこを目指す。
最短ルートはおそらく着かないだろう判断し、逆方向に進む。
森で隠れ育ったカイルは、なんとなく勘が鋭い。危険察知能力も高い方だ、と思っている。
もう今は自分の勘を信じるしかない。
進んでいくたびに、この先に待ち受けている何かの気配を感じていた。




