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王4



謁見の間を出てから、執務室に第一王子(ロイ)を呼んだ。

王妃がいると話にならないからだ。(そして私が傷つく・・・)


コンコンコン

「ロイです。」


「入れ」


ロイが入室する。


「もう一度先ほどの話をしよう」


「はい」


「もう一度問う。なぜ王命を無視してあの弟(あやつ)を助けた。」


「助けることが私の存在理由だからです。」


「存在理由?」


「はい。生まれてからそう思っていきてきました。(カイル)を助けなければならないと。それ以下でもそれ以上でもありません。」


沈黙が続く。


「本来、試練の監督は、前回花をとってきたものが慣例であるが、お前はあやつに偏りすぎている。今回は、王弟に頼むこととする。お前は終了するまで謹慎とする。」


「分かりました。」


「もう一つ問う。あの騎士はどこに逃がした。」


「母上の出身の国です。しかし、あちらの国に情報は入ってはおりません。念のため自分で定期的に監視していましたので。」


「・・・そうか」


「それでは失礼いたします。」


ロイは淡々と出ていった。



「・・・はぁ」

ため息をつく。


(なぜあやつを助けたんだ・・・。助けなければ何も問題にならなかったのに・・・)


親として、人間として、最低なことを考えていることは分かっている。

しかし、そう思わざるを得なかった。


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