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第一王子4


護衛を巻きながら、短時間ではあるが、いつものように老侍女のところを訪ねた。


「変わりはないか」


「ルイ兄さま!」

カイルが飛び込んできた。

カイルは8歳になった。


カイルと名付けられた弟は、私を兄として接しくれるとてもかわいい弟だ。

その双子のはずのロナルドはなぜか私のことを毛嫌いしている毛があるが・・・


老侍女とカイル、私の3人で、当日はできなかったが、誕生日祝いも行った。


そして、8歳になったカイルに、事情を説明した。

なぜ外出するとき、目の色を変えるのか、なぜここに住んでいるのか、父母のこと、その時の状況すべて説明した。

カイルと老侍女の状況見て、そう判断したからだ。

カイルは頭が良い。一つずつ理解し、考え、状況を整理できている。

そして、それでも私を慕ってくれる。愛おしい私の弟だ。



「そういえば、この間女の子を誘拐から助けたんだ!」


「カイルそれはすごいなぁ。でも危ないことはしないでくれ。私が心配する。」


「でも、女の子泣いてた。やめてっていってた。男は女の子を助けないといけないんだよ!」


真剣な目で答えた。

今は、正真正銘琥珀色の、王族の証の瞳だ。


「えらいぞ!」と頭をわしゃわしゃしてやると、「やめろよ~」と笑って嬉しそうにしている。

本当に自慢の弟だ。




「・・・ルイ王子様、少しご相談が・・・」

老侍女は不安そうに小声で尋ねてきた。


「カイル、レディを助けるにはもっと鍛えて強くならなければならないぞ。後で剣の指導もしような!」


「うん!でも、ちょっと外でトレーニングしてくる。僕はなんだか誰かを守るために強くならなきゃいけない気がするんだ。」


そういってでていったあと、ひょこっともどってきていった。

「兄さま俺のいない間に帰らないでね!」



「あぁ」

笑いながら答えた。







しばらく無言が続き、老侍女が話し出した。


「王子様、私は病を患っております。おそらく近いうちに死ぬでしょう。」


「・・・そうか。今まですまなかった。不自由な生活を強いてしまった。」


「いいえ、あの子が赤ちゃんの頃から今まで一緒入れたこととても嬉しく、誇りに思っています。あの子は本当素晴らしい子です。鍛練も欠かさず行い、街へ出るときは図書館で本を借り夢中になって読んだり勉強したり、向上心の強い子に育ってくれました。」


「そうだな」


「・・・近々エル公爵家を訪ねようと思います。実は、先日助けた少女は、エル公爵令嬢だったのです。つけ込むようでようで本当に失礼極まりないのですが・・・」



「・・・そうか、分かった。エル公爵は義理堅いお方だ。助かる可能性は高い。もし何かあるようなら、私も対処するから安心してくれ」



それからしばらくして、

老侍女が亡くなり、カイルはエル公爵の保護下となった。



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