元婚約者2
「なっ!兄上」
「ロナルド、よいではないか。花は必ず2輪咲くのだから」
兄が話を続ける。
「しかしっ・・・」
「お前とカイルが1輪ずつ取ればいいではないか」
「ルイ!それは大賛成だわ。・・・アレクサ、いいわよね。」
王妃は王も睨みながら言った。
「・・・うむ」
なぜ兄上も、母上も、父上もそんなことを言うのか。
「・・・あの、発言よろしいでしょうか」
「よい」
父上が答える。
フルールがおどおどしていった。
「第二王子様は、昨年氷山に行ったのではなかったのでしょうか・・・」
「っ」
顔が赤くなる。
「氷山の試練は年に1度あり、18歳前後に3回試練に挑むチャンスがある。ロナルドは昨年失敗したから、今年が再戦予定だった。
まぁ1回で試練をクリアできる者はほとんどいない」
兄上が答えた。
(兄上は1回で持ってきただろう・・・兄上には俺の気持ちなんてわからない。)
フルールが驚いている。イライラする。イライラが止まらない。
全部あいつが悪い。あいつが憎い。あいつのせいだ。2つとも俺のものなのに・・・
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
「っ嫌だ!2つとも俺のものだ!!」




