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王2
『第3王子とはどういうことですか』
凍えるような空気が部屋中をうずまいている。
あれだけまくしたてていたロナルドも、状況を察したのか固まっている。
シェリアにばれてしまった。
「もう一度伺います、王様。第3王子とはどういうことですか?」
「・・・。」
「私の他の女性に子を産ませたのですか?」
「それは違うっ!」
「では、どういうことですか」
シェリアにばれてしまった。
嫌われてしまう。
嫌われてしまう。
「王様?」
目を細めて再び問われる。
嫌われてしまう。
しかし、こうなったシェリアには嘘が通じない。
全て吐き出さねば・・・
しかし・・・
「アレクス!!!」
「はい!」
「第3王子というのは?」
「・・・ロナルドは双子だったんだ」
「「双子?」」
シェリアもロナルドもあっけにとられている。
「・・・第一王子も呼ぶように。そこで全てを話そう」




