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王
「父上!!」
王の執務中、第2王子が部屋に入ってきた。
「はぁ…ここでは王と呼べと・・・」
「今は王子ではなく、息子として話がしたいのです!」
「ではなおさら場所を・・・『第3王子がいるとはどういうことですか!!』
・・・っ!?」
「フルールの護衛を務めているあの男、カイルというものは私の弟なのですか。
なぜ今まで秘していたのですか!」
「・・・。」
「あの男はあの花を手に入れるつもりのようです!」
「!?」
「王族にはならないとフルールと話しているところを聞きましたが、他に何か願いがあるようです。
しかし、今回は私がっ
『第3王子とはどういうことですか』っ!」
王妃の声が、息子の声を遮った。
息子が開けっ放しにしていたドアの向こうにわが最愛の王妃がいる。
王妃には絶対にばれてはいけない、墓場まで地獄まで持っていくつもりの秘密が王妃にばれようとしていた。




