アルテシア氷山
人払いをし、カイルと話をする。
カイルについては私の情報と一致する。
そして、氷山についてはアルテシアという氷山だと分かった。
「アルテシア氷山・・・」
王族の目が鍵となっていること、花もその王族ではなければもってこれないこと。
「カイル、花をとってきなさい。おそらく王族には戻れないけれど、そもそも花があれば願いをかなえてもらえるはず。フルール様に戻れるわ。」
「わかりました。・・・フルール様も、お気づきになられていたと思います。でも知らないふりをしてくれた。
公爵様が王様に嘆願していただき、私は今生きています。王妃様も含めてそれ以外誰も知りません。王様には感謝しています。フルール様に出会えたのですから。今さら第3王子がいるということはこれからも秘密事項です。まぁ王族になんてなりたくありませんし。
アルテシア氷山・・・向かい、花取ってきます。フルール様のために命を懸けて」
「命はかけてはだめよ。フルール様との未来のためにね。気を付けて・・・。」
「愛未さま・・・」
「今までのご無礼的に申し訳ありません。」
カイルは頭を下げる。
「はは、たしかに怖かったけど大丈夫よ。仕方ないもの。」
「では今日にでも発とうとします」
「・・・そうね。フルール様が出てきてくれる頻度が減ってきてるから・・・気を付けて。お父様には適当に言っておくわ」
「はっ」
カイルが去った。
ドアの向こうには婚約者がいた。




