フルール(愛未)4
まずは、やることを書きだそう。
公爵領の孤児院の環境整備、アルコールや酢水などで作った消毒剤での手洗いの推奨、衛生状態の改善
また、孤児院の子供たちへパンやクッキー、刺繍などを教え、孤児院の収益となるようにする。
そして、こういう小説あるあるの「なぜかトイレがちゃんとある」というラッキーな現状だったが、
汲み取り式だったため、石灰などによる堆肥作り。
領民が学習や交流などにに使える図書館などの環境整備。
後は公爵夫人になるリゼの教育援助(天真爛漫なところが可愛いのだけれど、より洗練させないと)
そして、リゼはなにか企んでいる感じじゃない・・・小説みたいにあっちも転移者でもなさそう・・・殿下のことを好きなのは本当みたいだし、観察しつつ様子を見よう
公爵領は海沿いの町のため、ビタミン摂取の指導、パールのアクセサリー作り
たしかそんなものだったような気がする
「うーっ」
両腕を伸ばし、背中を伸ばす。
フルール様はもう知っているかもしれないけど紙に書きだし、フルール様へと書いて机の上に置き、ベットに入る。
(フルール様、絶対元の世界に戻すから・・・)
夜が始まった。