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3話



ナリーに魔法の先生をつけてとせがんで一日たった。


「姫様、魔法の先生が見つかりました。」

まじで見つかった。


「ほんと?」


「ええ。コンラート・アリステレスさんって聞いたことがありますか?アリステレス侯爵家の次男の方で、18歳にして軍の魔法研究科に首席で入った希代の天才魔法士です。その方が姫様の先生になってくれるそうですよ。早速今から、いらっしゃるそうです。」


ーー準備早いな!?

ちなみに、魔法研究科の試験は魔法を扱う技術、研究に費やせるだけの魔力量が必要らしい。さらにめずらしく頭を少しは使う職業なので頭の良さもいる。とっても狭き門を首席でくぐった天才魔術士、というのは幼児の私でも少しは聞いたことがある。それも、もうすでに20年くらい前の話で、今はその魔法研究科のトップの科長をしているらしい。


「うん、ナリー、ありがとう!」


とそんな会話をしている間に、ほかの侍女から声がかかった。


「レオナ姫様、コンラート・アリステレス様がいらっしゃいました。お通ししてよろしいでしょうか。」

「うん。」


すると、ドアが開き、40代前半くらいの男性が入ってきた。髪は茶髪、目はグリーンだ。

「お初にお目にかかります、レオナ・ヘック・リーディング様。私はコンラート・アリステレス、君の師匠になった。これからよろしく頼む。」


「こちらこそ。それに、これからわたしのししょーになるんでしょ?ことばをもっとくずしてください。」


なんとかかまずに言えた。


「なら、よろしくな、お嬢ちゃん。俺は普段軍にいるもんだから、こっちが素だよ。いやあ、やっぱり貴族ってのは堅苦しくて仕方がない。」


話しぶりからは、すこし茶目っ気があるように感じられる。

ーーなんか、考えてたのちがう!?言葉崩してって言ったけど、近所のおじちゃんか?


「う、うん。ししょー、おねがいします!」



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