先生と共同生活
一月のある真冬の日一人の少年が施設から退所した 少年が駅の入り口付近で待っている
「もうすぐばあちゃんが迎えにくる そこから その家で暮らすと聞いたけど ばあちゃんと暮らすって事だよな 施設暮らしが長かったのに そのうえばあちゃんとか 」
ハァーとため息をついた時に 車のクラクションが鳴り響いた
「お待たせ 待たせて悪かったね」「少しね」
迎えの車に乗り込む
「悪かったわね 本来ならあんたが中学に入るころに一緒に暮らせたはずだったんだが いろいろ向こうの都合でかなり遅れてね」
「ばあちゃんと一緒に暮らすんじゃないの?」「元々はその予定だったんだけど・・・知り合いの子っていうか親友の娘さんなんだけど 今まで県外にいてね それで今年の春からこっちの方になるって聞いてねそれであんたとはその人と一緒に暮らすってことさ」 「ふ~ん」
それから数十分後とある家の前で車を停めた
「ついたよここだよ」
止まった家の表札には 〖大空〗と書かれている
「(大空?)」
インターホンを押すと「はーい」 とインターホン越しから声がし
一人の老婆が玄関を開けた
「いらっしゃい待ってたわよ」 「それじゃ上がらせてもらうわよ ほら」
「おっおじゃまします」
家に上がると居間に通された 「寒かったろコタツに入ってあったんまなさい」
言われるままにコタツに入る
「あなたお名前は?」「ヒロト」「ヒロトくんね」
「あら?洋子 名前聞いてたのと違くない?」
「由紀子、それはねその名前は施設にいたときに付けられた名前なのよ」
「あらそうなの?知らなかったは それで本名は?」
「水無月シュウって言うのよ」
「へぇ~~」
親友同士の楽しい会話をしていると一人の女性が入ってきた
「おばあちゃんお風呂開いたよ あら? その子ね」
「そうよ希 ご挨拶なさい」「 はっ初めまして・・・」「こちらこそ・・・」
挨拶をすませた二人は祖父たちの話が話が始まった
「それじゃ話を始めようかね」「ええ」
「ここで一緒に暮らすって話?」「そうよ」
「希、話は聞いてるね 今日からこのヒロトくんと一緒に暮らすんだよ」
「えっえええここここっこの子と一緒に暮らすのよ」 「そうよ 話したでしょ 私の友人」
「そそっそんなぁぁぁぁぁぁだだだっだって私これでも教師よ」
「そういってもまだ1年ちょっとでしょ」「そだけどそれでも教師が知らない子と一緒に暮らすってのは問題があるわよ」
「知らない子って4月から生徒になるんでしょ?」「なっななななななな」
状況を把握できない希に由紀子が説明し始める
「何でって顔をしてるわねそれわね」
由紀子が説明し始めると
「へーそういう事だったのか」と納得するヒロトと洋子しかし希はなっとくしてはいなかった
当然である
「おばあちゃん余計な事しないでしょ」「一人じゃ寂しいからよ二人いれば寂しくないでしょ」
「そうじゃないよ まさか連れてきたのが親友の子供だなんて」
「もしバレたらわしはクビよ」「その時は洋子の会社に就職しなさいよ」
「そう言ってるんじゃないのよ」
「俺は問題ないと思うよ」「あなたには聞いてません」
「相変わらず硬いわね」「私はどうしたらいいのよ」「激流に身を任せるしかないわね」
祖母に無理やり押し付けられしかも もはや断ることも出来なかった
「それじゃあとは若い人たちにまかせ私たちは追留しましょう」
「そうねそれじゃなんかあったら連絡しなさいよ」
そういって祖母たちは出て行ってしまった残されたこれから生徒となる事、先生という
楽しい??同居生活が始まる
思い付きで書いてみたシリーズです
恋愛ものにしてみました
いろいろとあるので更新は遅くなりますが まあ気にしないでください