間話 永劫の時を引き延ばしなお戦の道を歩むもの
ゆっくりしていってね
今回短い
刀を構える。呼吸を整え、斬る。一度止まり、今度は逆に振り上げるように斬る。それを繰り返す。ひたすらに。ただ愚直に強さを求め。そして、、、刀をしまった。ここまでに一万回同じ動作をしていた。そして、、、一万回の斬撃が雲を裂く。斬撃を止める能力?違う。さらに一万回の斬撃が飛ぶ。さらにさらに一万回。それは果てしないと思わせるほどに続き、ついに1万回目に到達し止んだ。そう。振り下ろす動作の中に一万回の攻撃をし、振り下げる動作にも一万回の攻撃をしていたのだ。そして。刀を構えてから収めるまでたったの1秒も経過してないのだ。発生する衝撃は完全に衝撃波に変わり、一定の方向にのみ飛ぶ。完璧にも関わらず。極限を求めていた。
「うん。体もあったまってきたし10倍にするか」
そういい、先ほどの10倍の速さで切り刻む人間そう。刀の人だ。この人は能力を持っていない。さらにいうならば力が強いわけでも防御力が高い訳でもない。ではなぜ強いのか、、、そう速度だ。速さを重さにした攻撃はもはや攻撃力を必要とせず、防御を必要としない。さらに技術を持つもの。だからこそこの強さなのだ。
今は山にいた。山で修行というやつである。ただ山で修行をしている奴らからすると帰ってくれと言いたくなるような内容だった。滝から流れてくる水を刀一本で切り、一滴も地面につかせなかったり、雨を細切れにして蒸発させたり極め付けは山を一つ消したのだ。、、、え?世界を消してないからこれでも手加減してる?これだから第一世代はo(`ω´ )o!!
農家の人「おう、元気か?」
もはや光が置いてけぼりをくらった速度で動いている刀の人に話しかけるのは農家の人。この人もまた化け物じみた防御力と攻撃力を持つものだ。測定不能(Unknown)、、、そう判断されるような強さだ。
刀の人「やあ、久しぶり。元気してた?」
農家の人「いや、この世界他の世界と比べて時間の進みがダントツで早いであるのにこんなに熱中してるとはな。まあいい。さっき熊狩ってきたから鍋にして食わないか?」
刀の人「いいね。じゃあいつも通り頼む」
農家の人「了解」
そう言って鍬を構えた。そうして空気にぶつけた。土が出てくる。土はどんどん増えていき、やがて一つの鍋の形を作り出した。それをまた能力で鍋に変換させた。
刀の人「おお。相変わらずいつ見ても意味不明な能力。変質させる鍬とかどこで売ってんの?」
農家の人「三津美市の特注品だ。」
鍋を食べながら農家の人に聞いた。
刀の人「で、鍋食べるためだけにここにきたって訳じゃないんでしょう」
農家「そうだ。本題に入ろうか。神たちなのだが、、、このままでは誰かが死ぬだろうな」
刀の人「ちょっとステータス見せて」
渡されたステータスを見て少し難しそうな顔をする刀の人。確かに厳しいだろう。確かにササミ自体は弱い。弱いのだが、、、能力は強いのだ。攻撃はほとんどが通じない。倒しても復活する。無敵効果を常時発動、攻撃力は低いとはいえ、能力を使わない限りほとんどの場合で必中、属性系も効かない、常に100%回復、手下を召喚したり、作り出したりするし、能力がほとんど効かないそして能力を相殺する自動防御、常に超越、無限成長。極め付けは限界突破したり補助で身体能力上げたり、、、考えれば考えるほど中学生が考えそうな僕のさいきょーのうりょく、、、みたいな感じに見える。でもなぜか弱い。弱いけど強い。それがササミというやつだ。
刀の人「低い。と言っても9の世界とかの基準でだからな。あいつらにはまだ荷が重すぎるか。」
「面白そうな話してんじゃん。あたしも混ぜてよ」
二人は振り向いた。そこにはいつものような黒い翼はなくめっちゃ、、、なんというかギャル?っぽい格好したササミがいた。
ササミ「ササミさん。な?」
、、、ササミさんは二人に向き直ってから行った。
ササミさん「あいつらにはまだ早すぎんだよ。倒すことにマジになってたらいつまで経ってもやれないよ?」
刀の人「それはそうだが、、、そんなことを話してもいいのか?一応敵になるんだろう?」
ササミさん「あー、そうゆー感じ?みんな気づいてないから言っとくけど操られてるのは一人だけだ」
農家の人「操られてんのか!」
ササミさん「あー気づいてなかったん?流石に誰がとは言えんけどそれは事実だよ。で、なぜそれをあたしが話してるか。だ。、、それは単純にめんどいからだ。裏にいる奴はあたしらをアバターとしか見ていない。だから必然的に倒されても代わりがいるという思考になってるってわけ。だから操られてる奴をあたしが倒したところで操られたら終わりじゃん。だからさっさと裏にいる奴を倒してくれないかな?」
刀の人「、、、話はわかったけど、、、それは難しいかな。第一世代第二世代って作られたにも関わらずその張本人を見つけられていないってことはどの世界にもいないとかそのくらいの規模じゃないと隠れることができないからね。つまりそこを見つける、、、もしく見つけなくてもそこにいける方法がない限りは少なくとも難しいね」
ササミさん「まー流石にそうか。じゃあ見つけたら教えてやんよ。ただ、あたしから言えることはこの物語はまだまだここからと言ったところだね」
農家の人「で、だ。話は終わったから気になってたこと聞くが羽どした?取り外せるタイプか?」
ササミさん「ああ。背中見てみろ」
背中には肌に直接羽マークの紋が描かれていた。
ササミさん「まあ別に隠してるってわけでもないけどこいつが翼。収納するとこうなる。ああ、一応頭の輪っかもやれるぞ?」
輪っかを消したササミさん。その背中には羽の上に輪が絵ががれていた。
、、、その後も軽く雑談をした。他愛もない話だったがそれでも刀の人にとっては久しぶりの会話だったので昔を思い出して少し懐かしい気分になった。
夜が明け、3人は別れることにした。農家の人は暴食に食われた分の畑を耕しに、刀の人はあの人を呼びにそして彼らの助太刀しに、ササミさんは、、ーーーーーーーしに(何をするのだろうか?)。それぞれ行くことにした。
タイトルあんななくせにほとんど見せていない
刀の人はほんとにただのフィジカル




