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俺は最強の力を手に入れた  作者: 鬼頭 雅紀
俺は最強の力を手に入れた 第七章「鬼の頭と神の尾編」
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俺は最強の力を手に入れた 第70話「地獄クモ」

 クモが地面に思いっきり足をぶつけると周りは土煙で包まれた。鉄沢は崎見を抱え急いで土煙から出る

「大丈夫か!?日波!!」

「………」

 崎見はクモの足がかすったのか頭から血を流して気を失っていた。鉄沢は崎見を一度アジトに送る

「はぁ…まったく…」

 後ろを振り返るとクモも土煙を脱出してきた

「フルピエロの体を使って地獄の使者を呼び出す…やり方が惨いな…」

(確か今の悪用異能者のトップは蒼木だっけ?あいつがこれを?)

 クモは8本の足で走り出す。鉄沢は目の前にダイヤモンドの壁を作る

「フッ!さすがの地獄の使者でも、ダイヤモンドを砕くことはできないみたいだな!」

 鉄沢は自身の体の周りにダイヤモンドの鎧を着る

「これなら!」

 ただ当然重量はとてつもないほど重い。立っていられるのも不思議なほど。鉄沢の顔に汗が流れる。クモはダイヤモンドの壁から回り道して鉄沢の目の前に現れる

「さあ!攻撃してみろよ!!」

 クモは鉄沢を無視して歩いていく

「は?」

 鉄沢は鎧を消して後ろを振り向くとクモは民間人を捕食していた

「!!」

 鉄沢は銃を作りダイヤモンドの弾を撃つ。その弾はクモの一本の足を貫通する。そして振り返るとそのクモに体ができていた

「チッ!!」

 そして糸を吐き鉄沢の動きを封じる。そして鉄沢に走ってくる

「フッ!悪しき罪人に裁きの鉄槌を!!」

 その言葉を発し創闘結界にクモを巻き込む

「これでいい!」

 鉄沢は創闘結界からダイヤモンドの弾をクモに浴びせる

「これで!最後だ!!」

 鉄沢は右手をピストルの形にする

「ダイヤモンドの密度、知っているか?3.50~3.53g/cm3と結構高いんだ。だがそれよりも密度の大きい物も何個も存在する。オスミウム!その密度、22.59g/cm3!お前、密度の高い物質を嫌うようだからオスミウムのプレゼントだ!!!!」

 ピストルの形にした指先からオスミウムの弾丸を放つ

「オスミウム・ブレッド!!」

 オスミウムの弾丸はクモの頭を貫通し体内で勢いを止めた

「オスミウムを変化!四酸化オスミウム!」

 純オスミウムから四酸化オスミウムに変化させるとクモは苦しそうに足を痙攣させる

「四酸化オスミウムはとても危険でな。特に可燃性物質と接触すると爆発する恐れがあるんだ」

 鉄沢は右手をピンッと鳴らす。それと同時にクモの体内にある四酸化オスミウムは鉄沢が作った可燃性物質と触れ爆発を起こす

「誘爆」

 鉄沢はその爆発と同時に爆発性の高い水素を生成する

「フッ」

 鉄沢は振り返り創闘結界術を解く。それと同時に水素に誘爆し、クモの体ごと大爆発を起こす

「始末完了…」

 鉄沢はその情報を本部に送る

「一旦帰るか。日波も心配だし」

                       第70話END

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